エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「カラダ張りたくない」村上VS「ダチョウ倶楽部になりたい」大島。森三中はダチョウ倶楽部の後継者になるか?

森三中の大島美幸が「ずっとダチョウさんみたいになりたいと思っていた」と告白した。だが、メンバーの村上知子と黒沢かずこは嫌だと言う。見上げた大島の芸人魂ではあるが、“あそこ”までカラダを張りたくないという二人の気持ちも仕方があるまい。はたして森三中は、“女ダチョウ倶楽部”の道を歩むことになるのだろうか。

7月1日放送の「アメトーーク!」は「トリオ芸人特集」。三人組ならではのあるあるトークで番組は盛り上がった。ゲストで登場したのは、ロバート、森三中、東京03、我が家、そしてダチョウ倶楽部。とくにダチョウ倶楽部は、三人そろっての登場は久々だ。

上島竜兵と肥後克広は「竜兵会」などで出演することはあったが、寺門ジモンも顔をあわせての登場は3年ぶりだった。この件について問い詰められた上島が、ジモンのことを「だって、からみづらいもん」と。だが、ポンコツ芸人上島と、超天然の肥後。過去にそれぞれ企画が組まれるほどにヨレヨレの二人では心もとない。少々うざいキャラでも、ジモンが入ると引き締まる。かつてのダチョウの流れるようなコンビネーションが蘇った。

ちなみに、三人組のポジションは「大ボケ、中ボケ、ツッコミ」であるのに、ダチョウだけは「ボケ、ツッコミ、ダメ出し」ということだ。「ダメ出し」担当がジモンであることはいうまでもない。

そんなダチョウ倶楽部に憧れているのが、森三中の大島美幸だ。番組内で「ダチョウさんみたいになりたい」と告白した。ダチョウ倶楽部みたいになろうと言い続けているのに、他の二人が賛成してくれないのだ。それを聞いて村上知子は「ダチョウさんは尊敬してるけど、私たちがならなくても」と反論。「カラダ張るのイヤなの。痛いのイヤ」と断固拒否した。

その思いは仕方あるまい。それでも大島は「ボートに乗っているとき、三人で落ちたら面白いよっていうんだけど、二人は絶対落ちようとしない」と、不満そうだ。大島の芸人魂は素晴らしいが、こればかりは酷な気もする。そもそもお菓子作りの本を出したりしている村上は、女性らしいキャラで通したいのではないだろうか。

とにもかくにもそんな大島からのリスペクトが嬉しかったのか、肥後が「何個かあげるよ」と森三中にギャグのプレゼント。とりあえず「三人そろって、わき、あいあい」のギャグを伝授し、森三中が見事なコンビネーションで披露した。ギャグを譲ったダチョウ倶楽部も満足したような出来だった。

すでにアラフィフのダチョウ倶楽部。カラダを張った芸も厳しい年齢だろう。そういえばダチョウ倶楽部のような芸風の若手芸人は、目立っていないようだ。小劇団のような雰囲気のトリオ芸人が多い中、女性ながら名乗りをあげた大島美幸。はたして、森三中はダチョウ倶楽部のような正統派リアクション芸人の道を歩むことになるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)