1日放送の「ダウンタウンDX」の諸星和己が登場、2008年にアポロ・シアターでの単独公演を成し遂げた和田アキ子とのエピソードや合計1000万円という途方もない金額の無駄遣いの内容について語った。そのあまりのバカバカしさにスタジオは驚きと笑いに包まれた。
「ぼく、バカなんです!」
諸星の自虐的な叫びがダウンタウンDXのスタジオに響いた。彼の後先を考えない浪費が気づくと1000万という途方もない金額を弾き出していたというのだ。
その内訳は、たとえば「便利だろう」という理由から仕事場に設置した飲み物の自販機や天井から金属製の鎖を垂らして作ったカーテンなどなのだが、自販機は自分で飲み物の補給をしなければならず、電気代も馬鹿にならないので現在は稼働していない。鎖のカーテンは閉まるときに体に当たると痛みをともない、実用的ではなかった。さすがのダウンタウンも呆れた様子で「考えたらわかるやろう」とツッコミをいれた。
またあるとき自分の船を作ることを思い立った諸星は船尾より船首が高い設計がいやで「シャコタンにして下さい」と頼んだ。だが、水面から船首までを高く設計するのは、船が速度をだすと自然に船首が沈むのを見越してのこと。“シャコタン”はもちろん「沈没する」という理由で却下されてしまった。その後、船が完成したどうかはわからないが、この計画にも600万円ほど使ったということだ。
確かにここまでは単なるおバカと言わざるを得ない。しかし後先を考えない性格だからこそ可能な(?)こともある。番組恒例のコーナー、「視聴者は見た!」ではニューヨークで和田アキ子の付き人として働く姿が報告された。アポロ・シアターでの公演を控え、ブティック街の著名なデパートで最新のメイクアップを試していた和田アキ子だが、そのメイクは本人も「聖飢魔IIのよう」と表現するほどの出来栄えであった。それを見た諸星の行動は驚嘆に値する。彼は同行した通訳とクスクス笑い合ったり、和田をバックに入れて記念撮影をしていたというのだ。後先を考えないからこその勇気に乾杯だ。
(TechinsightJapan編集部 KAZUKI)