韓流ブームは「冬のソナタ」に代表されるドラマから始まり、現在は東方神起から火がついたK-POP人気へと広がった。そして次に来る韓流の波は女性によるユニットと見られるのだ。
今年4月に東方神起が活動休止宣言して韓流人気も失速した感は否めない。かれらに続く人気グループとしてBIGBANGがいるが東方神起に代わるにはまだ勢いが足らないようだ。超新星もまだこれからというところだろう。
しかし、そんな男性ユニットに迫るかのようにジワジワと人気を上げているのが女性ユニットなのだ。
『KARA(カラ)』はギュリ(リーダー)、ジヨン、ニコル、スンヨン、ハラの女性5人による女性ユニットである。ユニット名のKARAは「甘いメロディー」と「喜び(ギリシャ語)」の意を含むものでリーダーのギュリが考えたものだ。
彼女らのパフォーマンスで特徴的なのがヘソ出しルックでお尻を突き出すようにして踊る“オシリダンス”なのだ。それから名づけて“生尻ミニライブ”を8月14日に日本で行う予定もある。
KARAはすでに日本で人気が出ており、2月に行ったLIVEはあっという間にチケットが完売し、5月には握手会におよそ1万人が殺到してスポニチなどでも報道された。
日本でのファンクラブも発足して、いよいよ本格的な活動に入り、この夏にはかなりの活躍が期待できそうだ。
次に『4Minute』はジヒョン、ガユン、ジユン、ヒョナ、ソヒョンのやはり女性5人のユニットだ。2009年にデビューした彼女らは今年その実力を見せてくれそうだ。
そのユニット名には「4分間でそれぞれの魅力を披露する」、「For minute(瞬間)にベストを尽くす」という意味が込められている。彼女らは韓流の女性ユニットの中でも大人の雰囲気を持っており、日本のユニットで例えるとMAXのようなイメージといえるだろう。
そしてこの夏、最もブレイクする予感なのが『少女時代』だ。人数は前述の2ユニットに比べて多く、テヨン、ジェシカ、ソニ、ティファニー、ヒョヨン、ユリ、スヨン、ユナ、ソヒョンからなる。
日本でのモーニング娘。やAKB48的なとらえかたをされそうだが、かなり違うとみていい。“キュートな顔立ち”、“パーフェクトな美脚”といったそのルックスも素晴らしいのだが、彼女らには大きな特徴があるのだ。
それは、MCや女優、CMタレントという、すでに業界で活躍しているスペシャリストが集まったユニットということだ。つまり、パフォーマンスも本格的なアーティストとして完成度の高いものを見せてくれるのだ。
韓国では3年前にデビューして人気もある『少女時代』が、この夏8月11日に日本デビューを果たす。25日には有明コロシアムで1万人のファンを招待するイベントを行う予定だ。
ここで紹介した情報は、7月15日に「DON!」で芸能界に詳しい中山秀征(ヒデ)が特集した内容を基にしている。
ヒデは最後に「少女時代が時代を作りますよ。レベルが違います」と熱く語っていた。
日本では昨年夏からAKB48が一気に売れて半年で大ブレイクした例がある。これまで静かだった韓流女性ユニットがこの夏、押し寄せてきそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)