アイドルグループAKB48の「第2回AKB48選抜総選挙」で1位に選ばれた大島優子、2位となった前田敦子、そして6位の高橋みなみが「とんねるずのみなさんのおかげでした」の名物コーナー「新・食わず嫌い王決定戦」に登場した。お約束どおり、石橋貴明から根掘り葉掘りとプライベートを聞き出される彼女達。各自、好きな男性のタイプという“月並みな質問”に対して“月並みな”男性像を語ったのだが、高橋みなみだけは違った。「この子は半端じゃない」その場にいた誰もがそう感じる高橋の理想の男性とは？　そして、なぜかこの日の対戦の一番の被害者となってしまったのはアノ超人気アイドルだった。

7月8日放送の同番組でAKB48の3人が対戦したのはジャニーズグループNEWSの錦戸亮だった。明太子を食べる彼に対して「（食べる）量が少ない」「（口に入れる）ご飯が多すぎるのはおかしい」などと遠慮なく攻める彼女達は女芸人かのような迫力さえ感じさせた。そんなAKB48の3人に石橋貴明が好きな男性のタイプを聞くと、ためらいもなく彼女らは答えたのである。

大島優子は「尊敬できる人がいいです」と言うと、具体的に「知識が豊富」、「常識がある」、「自分に無いものを持っている」といった男性像を語った。大人を感じさせる男性が好みなのだ。

前田敦子は「優しくない人はイヤですね」ということだ。つまり、優しくて、素直な人がいいと彼女は説明した。

そして、一同を驚かせたのが高橋みなみのタイプだった。彼女は「3個あるんですけど」と前置きすると、「自分より背が高い」、「面白い」、「金をしっかり知っている」と言ったのである。これには大島と前田も「え？」と耳を疑ったようだ。もちろん、最後の「金」に関する項目に反応したのである。

高橋はさらに「金の使い方をしっかり知っている。金の使い道をしっかり知っている」と補足説明した。すると、大島がたまりかねて「金（カネ）って言う？　お金って言って…」と指摘した。

この高橋の男性像にはとんねるずの2人も驚いたようで、木梨憲武は「ムダ金を使うなということ？」と彼女に確認すると高橋は共感してもらえたと感じて「そうです、そこですよ、どう考えても」と嬉しそうに繰り返したのだ。これには石橋貴明も「凄い18歳だね、君は」と感心していたほどだ。

実はAKB48内では高橋のこうした性格は有名で、大島によると「お父さん」と呼ばれることもあるらしい。前田の証言では怒り方も熱血オヤジのように熱く「しっかりしろ！」、「うるせーぞお前ら！」などと言うらしい。
もっともこれは、高橋がチームのキャプテンだからでもあるようだ。彼女はメンバーを集めると熱く「しっかりしろよ！」と気合を入れてその直後にパチンと手を叩いて「はい、じゃ戻ろうかっ～」と言うのがパターンだという。前田敦子は「切り替えが面白いです」とそれを評価していた。

この日の勝負は3品目の予想で大島優子が「抹茶ケーキ」、錦戸亮が「せんまい刺し」で“参りました”を出して引き分けとなり、両者罰ゲームを行った。

錦戸は“ガチャピンの顔マネ”をAKB48の3人は“秋元康の名言集”と題して声色を真似て「AKBはマラソンなんだよ」、「カルピスの原液」、「タカアキ。レガシー行くでしょ」とネタを披露した。芸達者なところを見せてくれたAKB48側に明らかに軍配が上がったようだ。

ちなみにこの日の放送で、AKB48の3女子に食われてしまったかたちの錦戸は「1人って怖いですね」と次回はメンバーと挑戦したいと感想を述べていた。たしかにその通り。とんねるずの2人でさえ“手に余る”女芸人顔負けの3人の前ではあまりに分が悪いこの日の錦戸亮であった。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）