WaT(ワット)といえばストリートミュージシャンから人気に火がついてメジャーデビューを果たし、最短の1か月で紅白出場した記録を持つ男性デュオだ。メンバーはウエンツ瑛士と小池徹平だが、最近はお互いに別々の活動が目立っている。そんな今の胸中を小池徹平が語った。
二人が組んで代々木公園辺りでストリートミュージシャンを始めたのは2002年のことだった。聴衆が全くいない日もあったが彼らは歌い続け、やがて2003年12月には1,000人を集め収拾がつかないほどの人気が出てきた。以来ストリートはやめて2005年にメジャーデビューとなったのだ。1stシングル『僕のキモチ』は大ヒットとなり、発売した翌月の12月31日には早くも紅白歌合戦に出場したのである。
WaTはドラマティックな運命を持つようで、初出場の紅白では歌の途中で突然、マイクスタンドが2本とも倒れるハプニングまであったのだ。それから5年弱が経ち2010年となった。6月24日放送のNHK「スタジオパークからこんにちは」で小池徹平はその時の気持ちを話してくれた。
マイクスタンドが倒れた時、二人は互いにアイコンタクトで確認し合うと、そのままマイクのない状態で会場に向かって大声で歌い続けたのだ。「会場のみんなも驚いたのが分かったけど、歌い続けると一緒に口ずさんでくれる人もいたり、みんながいっそう大きく手拍子してくれたのでもの凄い力をもらった」と彼は当時を振り返る。また、「真っ白で覚えていないけど、とにかく『歌わな、歌わな』と言う感じでした。ストリートでやってきたので“何があっても大丈夫”みたいな感じで乗り切れました」と路上ライブで培ったものがピンチを救ったとも話した。
そんなWaTも今は個々での活動が多い。メンバーのウエンツ瑛士は彼にとってどのような存在なのか? 小池は「どんだけお互い別の仕事をやってる時でも会ったらスッと戻れる関係です。居心地もすごくいい。WaTのことをやはり考えているということがわかる」とWaTはベースのような所で「帰って来たという感じがする」と話した。
また、司会者から気になる女性のタイプについて聞かれると「優しくて料理が出来る人がいい。作ってあげるのもいいけど、やっぱり作ってもらいたいんです! 作っていただきたい、やっぱり!!」と力を込めて語った。彼女から手料理を振舞われることにこだわりを持っているようだ。とはいえ小池徹平の女性ファンは安心していただきたい。彼が作ってもらいたいとする料理は「カレーとかチャーハンとか餃子とかなんでも普通の家庭料理」ということなのでさほどハードルは高くないのだ。
今後の活動については「役者もミュージシャンもどちらも大切。二通りの方法で自分を表現して行きたい」と話しており、今後もWaTでの活動が増えるという予定はないようだ。小池のみならず、ウエンツもバラエティで多忙を極めるのでそれは仕方ないことなのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)