writer : techinsight

位置ゲーが日本列島を席巻!? JRで専用切符発売 伊藤園、ローソンとタイアップも

この夏は、ケータイ片手に全国を旅しよう。JR各社に大手コンビニ、飲料メーカーとタイアップした位置ゲー「コロプラ」が、旅行をいっそう楽しくしてくれる。

株式会社コロプラは自社が運営する「コロニーな生活☆PLUS(http://colopl.jp/)」において、日本全国の鉄道を中心とした公共交通機関とタイアップし、今年7月20日から来年6月末まで、日本全国を舞台としたタイアップキャンペーン「日本縦断!花いっぱい位置ゲーの旅」を実施する。

「コロニーな生活☆PLUS」は、携帯電話の「位置情報登録機能」を利用したゲーム(=通称「位置ゲー」)で、ゲームの進行のためにユーザーが「実際に移動する」という特徴がある。この「ゲームが移動のきっかけになる」という点に日本各地の公共交通機関が着目している。昨年冬にはJR九州とのタイアップによる「九州一周塗りつぶし位置ゲーの旅」が開催され、今年4月からは東京メトロとのタイアップによる「東京再発見!食べ尽くし位置ゲーの旅」が実施されており、公共交通機関との親和性が非常に高いことが実証されているという。

今回実施される「日本縦断!花いっぱい位置ゲーの旅」は、日本全国で位置情報を登録すると仮想の花の種を入手することができ、花を育てることができるという内容。さらに、タイアップ先の公共交通機関にて発売される「コロカ付き専用切符」を購入し、コロカのシリアル番号をゲーム内で入力すると、キャンペーンイベントを進行することができる。

7月のサービス開始当初は第一弾として、JR北海道とJR九州の2社とのタイアップでスタート。その後、9月予定の第二弾では東北エリア、東海エリア、四国エリアの公共交通機関の追加を検討しているという。タイアップする公共交通機関を1社に限定せず日本全国に拡大することで、より多くのユーザーの参加が期待されている。

さらに「コロニーな生活☆PLUS」では来月6日より、株式会社伊藤園および株式会社ローソンとのタイアップも決定した。これにより、「コロニーな生活☆PLUS」内で使える限定アイテムが配布される。

限定アイテムは「お茶の種」だ。全国およそ8千8百店舗あるローソン店頭で7月6日から発売される伊藤園の新製品「お~いお茶 夏の冷茶」などの製品を購入し、ペットボトルの首掛けに印字されているシリアル番号をゲーム内で入力すると、限定アイテムを手に入れることができる。株式会社コロプラによると、対象商品はおよそ130万本を予定しているという。

「日本縦断!花いっぱい位置ゲーの旅」では、位置登録によってさまざまな「種」が拾える。さらに、ローソンで販売される伊藤園商品を購入すればゲーム内の全国各地のマップに「お茶の種」を自由にまくことができる。

「種」は、その種類によって異なる回数や期間、世話をすることにより、成長し、花が咲くようになっている。その様子は、キャンペーン内に表示される地図でリアルタイムに見ることができ、咲いた花をゲーム内で使用するカメラで撮影することもできる。

「コロニーな生活☆PLUS」では、今後もユーザーの移動や旅を促進し、地域活性化に貢献していきたいとしている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)