ケープタウンに住む24歳の女性が13回もある部分を狙って撃たれ、死亡する事件が発生した。死ぬ直前に彼女は撃った犯人4名の名前を告げた。
事件が起こったのは6月1日、2人の子供がいるジェシカさん(24)は元ギャングメンバーのボーイフレンドと一緒に眠っていた。彼女の住んでいるところは、ジェシカさんの両親が住む家の庭にある小屋。その小屋に予期せぬ訪問者がやってきた。
ジェシカさんの父親によると、ノックに気づいてドアを開けたジェシカさんの前には4人の男性が立っていたという。そのうちの1人は周りからムガベ(Mugabe)と呼ばれている人物で、ムガベはジェシカさんのボーイフレンドを訪ねてきた。
ジェシカさんがボーイフレンドを呼ぼうと家の中へ入ったとき、彼らは銃を発砲した。ジェシカさんはボーイフレンドの上に倒れこんだ。4人は銃をジェシカさんの性器に向け13発も撃ち込んだ。父親が駆けつけたときジェシカさんは虫の息、しかし痛みにこらえながらも父親に犯人4人の名前を告げた。
「娘は自分はもう死んでると言った。痛みを感じなくなっていたからだという。こんなにむごく、卑劣な行いがあるだろうか。」と、父親は怒りをあらわにしている。
ほとんどの銃弾がジェシカさんの性器に当たっていたので、医者が検死の後に縫合しても皮膚が開いてしまうほどひどい有様だったとジェシカさんの妹も憤慨している。ジェシカさんの父親は「死刑を認めるよう法を改正するべきだ。犯人は人間ではないし、テロリストよりも低俗だ。」
一方、背中と足を撃たれたボーイフレンドの母親は、更なる襲撃に怯えている。「自分や息子だけでなく11歳になるもう1人の息子の命も狙われるかもしれないと思うと怖くて夜も眠れない。」そうだ。
警察はジェシカさんの最後の言葉を頼りに捜査を進め、現在数人を逮捕、殺人と殺人未遂の罪で起訴する予定だ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)