writer : techinsight

個人でも電子書籍を出版販売できるASPサービス「wook(ウック)」

電子書籍が立ち上がり始めた2010年、これまで自費持ち出しで製本出版していた個人著作家や評論家の人に朗報である。電子出版システムと販売管理システムがセットになった割安なASPサービス「wook(ウック)」が6月10日より提供を開始する。

電子出版ASPサービス「wook(ウック)」は、電子書籍の作成からインターネット上の公開、販売までの全ての機能を搭載しており、PDFファイルから電子書籍を作成する。管理画面からPDFファイルを登録すると自動的に電子書籍に変換される仕組みである。

書籍紹介・販売ページの設定管理等、全ての操作がwebブラウザ上で完結し、電子書籍の閲覧はパソコンおよび、iPhone、iPadに標準対応している。

対象ユーザーは法人・個人問わない(個人は審査あり)。
利用価格は、個人ユーザーの場合、販売機能付き・容量1G、初期費用ナシ・システム利用料12,000円/年で、販売手数料は書籍価格の40%となっている。

提供元のドリームネッツは、2010年3月に地域情報誌の発行社等の法人を対象にした電子書籍作成サービス「TOWNZ」(タウンズ)/(ASP版)の提供を開始したが、出版社以外に「執筆物を電子化したい」というフリーライターや、企業カタログの電子化の問合せがあり、今回の提供に踏み切ったという。

これまでブログなどに書きためてきた文章を、まとまった形で電子書籍化したいユーザーにとって、手軽に利用できる便利なサービスと言えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)