iPadは、電子書籍端末、メディア端末としてのほかにモバイルPCに代わるビジネス端末としても期待が高まっている。
どのように利用されるかは、提供されるアプリケーション次第であるが、今般、シトリックスがiPadから会社のシステムにアクセスできる「Citrix Receiver for iPad」が提供開始された。

「Citrix Receiver for iPad」を使用することで、Citrix XenDesktopやCitrix XenAppを利用しているiPadユーザーは、場所を問わず仮想オフィスとして、会社のアプリケーションや書類の全てにセキュアにアクセスし、簡単に利用することできる。

シトリックスでは、iPadからの接続とアプリケーションの操作を体験できるデモサイト「CitrixCloud.net」を提供している。

「Citrix Receiver for iPad」をApp Storeからダウンロード、インストールし、氏名とメールアドレスを登録すると、CitrixCloudRegistrationからアクティベーション完了のお知らせメールがくるので、アカウントを追加すれば好みのアプリケーションに接続できる。

本格的なソリューションは、これからであるが、たとえばプレゼン資料をPDF化して営業先に持って行き、終了後に社内のグループウェアにアクセスして状況報告をするといった使い方ができるだろう。
（TechinsightJapan編集部 真田裕一）