エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】“OL時代に鍛えられた”。オアシズ・大久保が“異様な迫力”を持つワケ。

光浦靖子と大久保佳代子からなるお笑いコンビ・オアシズ。大久保が一時OLに転職したことから活動休止していたこともあるのだ。その間は光浦がピンで『めちゃ2イケてるッ!』などに出演して活動を続け、やがて大久保の復帰する機会が訪れたのである。そんな苦労をしてきた二人だが、あるとき光浦が思わぬ失言をしたことで大久保が真剣にキレてしまった。

大久保佳代子がOLとして担当していた仕事は電話の「オペレーター」。正確には、今も出勤することがあるというので“現役OL”である。

大久保によるとオペレーターの仕事で『ドキッとする言葉』が「折り返ししてもらえる?」という電話だというのだ。フリーダイヤルではないのでクレームの電話をかけてくる人は、自らの電話代がかからないようにそのように要求することが多い。大久保らオペレーターの多くはその電話を受けると「あー、来たなー」とまずは電話を置く。その後、水を2~3杯飲み干して腹を据えてから「よし、行くか!」と折り返し電話して、「先ほどお電話をお受けしました大久保というものです…」とクレーム対応に入るわけである。

これは6月23日に放送された「ごきげんよう」にオアシズが出演した際に語ったもので、司会の小堺一機はいつになく真面目に語る大久保の話に聞き入り「大変なお仕事ですね」と感心した。しかし、その時に相方の光浦靖子が「だからね、顔がくすんでくるんだよね」と言ったのがいけなかった。大久保の顔が怒りの表情となり「くすんでネエよ!」とぶち切れて光浦を睨みつけたのだ。まずい空気に気づくと光浦は『やっちゃった』という顔をして「ごめーん、すぐホントのことを言っちゃう」と頭を抱えた。さらに追い討ちをかけるような発言に呆れて大久保も笑ってしまったが、この後に光浦が続けた話にはみんなが感動することとなったのである。

「お母さんが言った。『ホントのことが正しいわけじゃない』って」と光浦は話したのだ。少し意味を吟味して「深いな~」と小堺が感動して言った。「深いことを言われる、いいお母様ですね」と言われた光浦は何を思ったのか大久保に向かって「顔色いいよね」とフォローしたが「遅いよ、それに下手!」と相手にしてもらえなかった。

光浦靖子のお母さんの言葉も深くて為になったのはもちろんだが、大久保が持つ独特の“底知れぬ迫力”の秘密はOLの仕事によって鍛えられたのではないかと思えるエピソードであった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)