普段、身近にいる人が自分のことを本当はどう思っているのか―。それを本人から聞いたとき、驚きを通り越し、聞いてしまったこと自体を後悔したことはないだろうか。まさに小島よしおは、それを前マネージャーの口から目の前で言われてしまったのである。
それは小島よしおが、地方に営業に出かけたときのことである。
マナーの悪いファンの一部が、「小島、顔を見せろ。」「写メ、撮らせろよ。」と楽屋まで押しかけてきた。通常なら小島のマネージャーが体を張ってでも彼を守らなければならないのに、このときマネージャーは横暴な行為を止めようとせず、放置したままだった。当然、現場は混乱をきたした。
後日、その話を聞いた小島の所属事務所のスタッフが、「タレントを守るのが、マネージャーの務めだろ!」と注意するも、当の本人は無言のままだ。どうやらマネージャー歴が浅かった為か、どう対処したら良いかわからなかったらしい。
これに対し小島が「じゃあ、自分を(マナーの悪いファンだと思って)、注意してみてよ。」と語りかけた。それでも相変わらず無言のマネージャーに対し、小島は「自分の言葉で、言うと良いよ。」と辛抱強く諭した。すると、マネージャーは声を振り絞るように言った。
「ふざけんなよ、一発野郎!」
「えっ、俺のこと? なんで、ここで?」 しかし状況はどうであれ本心が出たんだろうと、悲しそうに小島は語った。
これは『笑撃!ワンフレーズ』(TBS)で話されたエピソードだが、司会の千原ジュニアも同じ様な経験があると話した。部屋にジュニアがいると知らずに、ある吉本の新入社員が「J(ジェイ)」と彼のことを呼び捨てにしていた。その話し方は、良い印象のものではなかった。しかし、そこは千原ジュニア。その新入社員の目の前に出て、「どうもぉ。 Jでぇ~す。」 小島よしおも、この余裕を見習わなければ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)