W杯まであと少しの南アフリカ。しかし、ここにきて『南アフリカらしい』アクシデントが続々発生している。ドイツチームのホテルが違法建築であることが発覚。そしてコロンビアチームのホテルに泥棒が入った。ワールドカップの成功は南アフリカの対応次第のようだ。
5月26日水曜日にはオーストラリア、27日木曜日にはブラジル、コロンビアなどが現地入りし、「W杯はもうすぐ」と緊張と興奮が徐々に高まっている南アフリカ。ところが、ドイツチームのホテルが違法建築であることがわかった。このホテル、建築に必要な免許なく建てられたものだった。
ドイツフットボール連盟DFBメディア理事は「これはFIFA、そのエージェントであるMatch、ホテルそして南アフリカがどうにかする問題だ。」と述べている。
問題のホテルはプレトリア近郊にある5つ星ホテル「Velmore Grande hotel」で、ドイツチームのホテルはFIFAのエージェントであるMatchを通して予約をしていた。このホテルは2009年11月19日に4つ星「Velmore hotel」のグレードアップ版としてオープンした新しいホテル。ドイツチームが泊まることが可能な代わりのホテルが見つかる可能性はかなり低いと思われる。
さらに、親善試合に来ていたコロンビアチームが宿泊しているホテルに泥棒が入った。ヨハネスブルグの北部に位置するホテルで、女性ホテル従業員2名が月曜日にコロンビアチームのスーツケースから総額21,000ランド(日本円約252,000円)を盗み逮捕された。
観光客が来るこの時期、犯罪者も手をこまねいて待っているはず。日本チームもくれぐれも気をつけてもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)