検索エンジン上位表示（SEO)対策は、アルゴリズムの変動との戦いであるが、基本は内部コンテンツの充実と良質な被リンクの多さである。どれだけリンクを集めているか調べるコマンドも存在しているのだが、今般、Google app engine上で構築されたリンクチェックツール「チーターβ版」がリリースされた。

本サービスは、グーグルアップエンジンを利用することにより、急激な負荷がかかった場合でもチェックスピードが落ちないようチューニングされている。

本来、被リンクチェック(外部リンクチェック)システムはサーバー負荷が非常に高くなるため、多大なサーバー運用費用が必要となるが、グーグルアップエンジンを利用して構築することにより、無料公開が可能になった。

外部リンク調査ツールも同時公開され、対象サイト被リンクのアンカーテキスト、ページランク、ヤフーカテゴリ登録状況などが調査できる。

外部リンクProでは、通常の外部リンクチェックに加え、IPアドレス分散が調査可能だ。同一IPアドレス（サーバー）からいくら大量のリンクをはってもSEO効果は薄い。IPアドレス分散を図ることも、外部リンク対策では重要である。

SEO対策業者にとって、有力なツールになるばかりではなく、自社が依頼しているSEO業者がどの程度仕事をこなしているかをチェックするときにも有効であろう。
（TechinsightJapan編集部 真田裕一）