writer : techinsight

大好きなiPhoneにストラップを付けよう Macの美意識と江戸の美意識がコラボする「ストラップ根付け(NETSUKE)」

日本独自の文化「根付け」をご存じだろうか。「根付け」は、江戸時代に煙草入れ、矢立て、印籠、小型の革製鞄などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具である。多くの意匠を凝らしたデザインがあり、アンティークとしてのコレクションの一ジャンルをなしている。
日本人がケータイにストラップを付けることを好むのは、この根付け文化がルーツにあるとも言われている。今回紹介するのは、ストラップを付けにくいiPhoneにどんな市販のストラップも安心して装着できるグッズ「ストラップ根付(NETSUKE)」である。販売するのは「Poddities」を製造開発・販売するポディティーズ株式会社である。

装着する場所は、iPhoneのおしりの部分だ。よく見て欲しい。ここが小さなネジで固定されているのがわかる。この元から付いているネジを外して「ストラップ根付(NETSUKE)」を専用のネジで取り付けるのだ。

「そんなことをしたら、コネクタケーブルが接続できないのでは?」と疑問に思うかもしれない。しかし写真を見るとわかるとおり、コネクタ部分は隠れないようになっているので、問題なく接続できる。

一度NETSUKEを付けてしまえば、どんなストラップでも装着できるし、ネックストラップを付けて首からiPhoneを提げて使うこともできる。

iPhoneをはじめとしたApple製品は、それ自体が工芸品的な独自のセンスを持っている。そこへ日本の伝統的な工芸品である根付けがコラボすることで、iPhoneのモノとしての価値がさらに高まるといってもよいだろう。

ポディティーズでは、これまでiPhoneのセンスにフィットするストラップとして、ループストラップ、7色のベルトストラップなどを販売してきた。今回の最新作は、和の文化が最新IT機器と邂逅するポディティーズの自信作だ。

かつては日本にも根付師と呼ばれる職人がいたという。もともとは江戸時代の絵師や仏師、蒔絵師、面師、建築工芸師が副業として根付を作り始めたのが起源だと言われている。

たとえ、根付け文化を知らなくても、現代日本人のケータイストラップにかける愛着の心には、江戸の根付師の心がしっかり受け継がれている。

今や、電車に乗れば周りにiPhoneユーザーを大勢見かけることも珍しくなくなった。同じiPhoneなら個性を表現したい。ポディティーズNETSUKEに好みのストラップを提げて、自分らしさを表現してみてはどうだろうか。

なお、ポディティーズは該当意匠権を保有し2穴式直付けストラップの世界独占製作販売が可能となっている。これからも個性的な作品を発表し続けてくれるに違いない。

■ ストラップ根付(NETSUKE) http://www.poddities.com/item/netsuke.html

(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)