東京には日本各地の名産品が集結している。しかし喜ばれる「東京みやげ」を選ぶとなるとなかなか難しいものだ。時代ごとに流行があるが、現在、羽田空港や東京駅で人気のお菓子があるのをご存じだろうか。
その名は「東京カンパネラ」。お菓子のジャンルでいえばラングドシャクッキーになるのだが、普通のラングドシャクッキーとは決定的に違う美味しさを出すべく、長年の試行錯誤を経て開発されたスイーツのニューウェーブなのだ。
美味しさの秘訣は、三層構造の軽い生地を特製チョコレートの柱で重ね、独特のさくさくした食感を出していることにある。
普通のラングドシャは、二層構造であるだけに、この三層構造の食感はとても新鮮だ。三層にするには生地を薄くしなければならず、そうすると割れやすくなってしまう。開発には大変な苦労が伴ったとのことだ。
さて、ここでビジネスマンにぜひアドバイスを差し上げたいのだが、東京出張のお土産を適当に選んではいけない。会社に帰って配ったときに、男子社員はそれほど気にしないが、女子社員は非常に厳しくチェックしている。女子社員に食べてもらって「おいし~い♪」と言われてこそ、はじめてお土産の真価が発揮される。次に別の人が出張に行くときに、「お土産には【東京カンパネラ】をお願い」とリクエストされるにふさわしい、美味しさなのだ。
ところで、カンパネラと聞いてクラシック音楽ファンなら真っ先に思い浮かぶ曲があるだろう。リストの超絶技巧ピアノ練習曲「ラ・カンパネラ」である。フジ子ヘミングさんの代表的なレパートリーと聞けば、思い浮かべる人も多いだろう。
そんなクラシック音楽に縁の深い「東京カンパネラ」が、同じクラシック仲間の人気ドラマ「のだめカンタービレ」とコラボしている。2010年4月17日から公開の『のだめカンタービレ最終楽章』とのコラボパッケージになって、羽田空港のみで限定販売されている。パッケージにはピアノのデザインがあしらってある。
今回、羽田空港第1旅客ターミナルマーケットプレイス2階にて、「ビッグバード スプリングコンサート~のだめカンタービレの世界~」コンサートが開催される。演奏は羽田空港の地元、「大田フィルハーモニー管弦楽団」だ。本格的なオーケストラ演奏が無料で鑑賞できてしまうナイスな企画である。
もちろん入場は無料だ。
会場で「東京カンパネラ」を3,000円以上買った人には、「のだめカンタービレ」グッズが当たるスピードくじも実施される。
開催日は4月17日(土)第1回目 13:00~ 第2回目15:30~となっている。
耳で聞くハーモニー「オーケストラのだめカンタービレの世界」と口にひろがるおいしさのハーモニー「東京カンパネラ」を同時に味わうチャンスである。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)