昨年歌手として一躍有名になったスーザン・ボイル。その彼女が自伝を出す予定だ。その自伝のタイトルは「The Woman I Was Born To Be」。ひとつのステージが彼女の人生を変えたのはご存知の通り。彼女がセレブになるまでの道のりを本の中で赤裸々に語る。
「彼女は、まさに歌うために生まれてきた。」
自伝の出版社は、スーザン・ボイルのことをこのように語っている。イギリスの番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」のオーディションで一夜にして有名になったスーザン。それ以来、彼女は「大きな注目と期待」というプレッシャーに襲われた。その時、音楽こそが彼女にとっての安らぎだったのだ。
そのスーザンの自伝では、彼女のシンデレラストーリーの舞台裏にも迫る。
過去にはニュースでも報じられたように、プレッシャーに参った彼女は、リハビリ施設で治療を受けたこともある。その過労で倒れた際のことについても本の中で触れる予定だ。
「オーディションでステージに上った時、怖がる小さな子供のようだった。」
このように、スーザン自身も当時の自分を表現している。
しかし同時に、昨年のことを、自分を大きく成長させた年として位置づけているようだ。自分も大人の女性になった語る彼女は、今は多くの人の前で歌うことも怖くなくなったという。これもセレブとしての貫禄が、つきはじめたということだろう。
ところで、今自伝を執筆しているというスーザンは、自伝の中にひとつのメッセージを託している。
「人を見た目で判断しないということを伝えられたらと思うし、多くの人の役に立つ思う。」と語るスーザン。
人のことを、ある一面だけで判断することなく、その人の感情や、人格を含めてその人全体で判断するべき。このことをスーザンは、多くの人に伝えたいと語っている。
そして「夢は必ず叶う」ということも伝えたいとも。スーザン自身、オーディションの舞台で、人々の嘲笑を跳ね除け、自らの夢を実現させたのである。
何事も勇気と意思さえあれば、あとは何があっても突き進むだけなのだ。なお、この自伝はこの秋に出版される予定である。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)