セレブと言えば華やかな社交生活を思い浮かべる方も多いはず。しかし有名になるほど、私生活が孤独になってまうというのも事実のようだ。その人間関係に悩んでいると言うのは、ロバート・パティンソン 。ハリーポッターでも一躍有名になった彼だが、その話題性ゆえに友人関係にも悩んでいると語った。
「有名人でいるというのは、すごく重荷になるんだよ。自分はあまりオープンなほうじゃないし、だんだん神経質になっていくのが分かるんだ。」と人間関係の悩みを告白した。
以前にはファンを避けてタクシーにはねられてしまった経験もある彼だが、新しく知り合うファンの人にすら疑いの目を向けてしまうと語る。
「みんなが自分に向かってくると、とても不快になるんだ。もし誰かが自分に近づいてくる時を想像すると、叫び声をあげたくなるよ。いったい僕の何が目当てなのかってね。そして後になってから、あの人は自分に親切にしたかっただけなのかと思ったりするんだ」
どうやら彼の悩みの原因の一つには、俳優としての多忙な生活があるようだ。
というのも、ロバートは出演する映画の撮影期間には、自分の家にすら帰ることが出来ないのだという。庶民の私たちからすれば、ホテル生活というと優雅に聞こえるもの。しかし実際には家に帰る時間というのは大きなストレスになるようだ。撮影場所でほとんどの時間を過ごす彼は、精神的な苦労を続けて語った。
「この3年間の間、ホテル暮らしだよ。そのホテル暮らしというのも、すごいストレスなんだよ。」
さらにホテル暮らしの問題というのはストレスだけではない。自分の家に帰らないということは、同時に以前からの友達と連絡がつかなくなることを意味するのである。
「1年以上友人達と話していないと、その関係を保つのは難しいね。それで自分がロンドンに帰ったら、昔の友人達との関係がなくなってしまってたことに気付いたんだ。」
そこでロバートは、最近インターネットを使って昔の友人と連絡を取っているという。
「今はインターネットで昔の友人達とよりを取り戻している最中だよ。」
一方で彼が友人関係に悩むのは、俳優としての自分に自信がもてない点にもあるようだ。彼自身は、まだ実力のある俳優としての確信を持つことができないと認めている。
「みんな僕のことを、俳優だとはやし立ててくれるけれど、僕が一体何をしてきたというんだい?今の俳優としての地位は運で手に入れたものさ」
また演技力ではなく、イケメン俳優のイメージで注目されがちなことも、大きな不満であるらしい。ロマンチックな役柄ではなく、広い役柄に取り組みたいと言う。
「実力のある俳優として成長していきたいんだ。ロマンチックなイケメン役というイメージで固まりたくないんだ。何でもかんでも以前の役柄のイメージ通りのものでやっていくつもりはないよ。」
そのロバートにとっての目標は、やはり実力派の俳優としてみとめられること。
「自分が実力派俳優として認められるようになるには、これから最低でも10年は活動をしていかないといけないと思っているよ。」
セレブの世界の華やかな側面とは裏腹に、孤独な私生活というのも珍しくは無い話だ。人間関係に悩むロバートにとって、自分自身に自信を持つことこそが、一番の特効薬になることだろう。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)