「スーパー・ノバ」で知られるミスター・ハドソン。最近、女性ファンからの手作りプレゼントを受け取った彼は、得意満面だ。このような熱烈なファンの存在は、常にアーティストにエネルギーをくれるもの。ところが、熱狂するファンは、時に思わぬ行動に出ることもある。「身に着けているものは、みんなファンに奪われてしまう!」このようにハドソンは嘆いている。
「当惑したのと嬉しかったのなんのって。もらったプレゼントは今でもとってあるよ。」
このように語るのは、イケメンアーティストのミスター・ハドソン。
それは、オクスフォードでのツアーの最中のことだった。あるファンの女性が彼に近づいてきたのだという。その彼女は、ハドソンにパイ生地で作ったバラの花を彼に渡したのである。
ミスター・ハドソンが、最初にリリースしたアルバムは「ブレッド・アンド・ローゼズ」(パンとバラ)。どうやらパイ生地のバラというのは、彼の歌にインスパイアされたようだ。
バレンタインデーにチョコレートさえもらったことがないという人にとっては、何ともうらやましい話である。
しかし常にいい話ばかりではないのだ。彼はコンサートでファンの中に飛び込むときは、自分の身に着けているものに注意しないといけないのである。
というのも、帽子や腕時計をファンに取られてしまうからだ。
「腕時計や帽子はみんなファンに取られちゃったよ。」
しかし取られるのはこれだけではない。熱狂したファンは、彼が着ているシャツまでも破って取っていってしまうのだ。
「着てるTシャツなんか破られたりして台無しだよ。」と嘆くハドソン。唯一奪われないのは、彼が着ているジーンズくらいのものらしい。
さらに奪いやすい帽子は、ファンにとって格好のターゲットになるようだ。これまで1万円以上する帽子を身に着けていたというハドソンも、最近では帽子をかぶるのを止めたそうだ。
「今までたくさんの帽子をかぶってきたんだ。けどファンの人たちに帽子は取られてどっか行っちゃうんだよ。」
セレブと言えども、1万円以上の帽子を毎回奪われるのは財布にこたえるのかもしれない。大いに与えられ、そして奪われもするのがセレブなのである。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)