何でも逆立ちしたまま食べ尽くす芸人、渡辺ラオウ(おかゆ太郎)が「あらびき団」の新ロケ企画に挑戦した。この企画はラオウが逆立ちしたまま郷土料理を食べ尽くすというもの。4月27日の放送回では「わんこそば100杯」にチャレンジした。
『北斗の拳』の世紀末覇者ラオウのコスプレをしたまま逆立ちになり、ラーメンや熱々のステーキを食べるなど体を張った芸が売りの渡辺ラオウだが、今回のロケでは困難に見舞われることとなった。なんとアポイントを取っていたはずの店に撮影を拒否されてしまったのだ。
その原因は渡辺の半裸姿にあった。「(普通の取材なら良いが)ゲテモノはちょっと」とゲテモノ扱いされてしまったのだ。しかし渡辺は諦めずに土下座で「テレビ出れなくなっちゃうんです」「ぜひご善処を」と店主に交渉した。想いが通じたのか、店には裏口から入る条件で挑戦が許された。
用意してもらった個室に通され、エプロンをつけた状態で挑戦が始まった。はじめテンポよくわんこそばを口にかき入れていた渡辺だったが、85杯を過ぎたあたりで逆立ちが崩れはじめ「はあ~」と苦しそうな息を吐くように。しかし体勢を整えるなどして再び力を取り戻した渡辺はわんこそばをよそってくれるおばちゃんの見守る中100杯目を食べ終え、土下座までして得たチャンスをものにすることができた。
挑戦を終えた渡辺は顔じゅう鼻水? わんこそばのつゆ?で汚れた状態で息も絶え絶えだった。決め台詞である「この程度かっ!」は「この」までしか言葉にならず、ロケの苛酷さを窺わせた。はじめ渡辺をゲテモノ扱いしていた店主も心を打たれた様子で、後日「感動した! 今はやってもらって良かったと思っている」と語ったという。
(TechinsightJapan編集部 KAZUKI)