writer : techinsight

ソーラー充電器もファッション性重視の時代へ。

昨年9月、わずか3980円という安価で小型・軽量のDRモバイルソーラー充電器を発売したメーカーから、容量を1500mAhにバージョンアップしたモバイルソーラー充電器 が発売された。今回はファッション性が高まっていることも特長だという。

有限会社パンズは「モバイルソーラー充電器 M08-2」を発売した。ウェブ通販のPANSSHOPや家電量販店などで販売する。

昨年、ついに携帯電話本体にソーラーパネルを付けた製品が発売された。環境問題への関心や節約志向の高まりを受けて、ケータイ周辺機器にもソーラーパネル付き商品が続々と増えてきている。三洋電機やサンワサプライをはじめ大手有名企業もソーラーパネル付き製品を投入したこともあり、今年の注目度は昨年以上に高くなってきている。

そうした中で、有限会社パンズは昨年9月に小型・軽量の「DR.モバイルソーラー充電器」を3980円という消費者が手に取りやすい価格で発売しており、そのバージョンアップ製品として今回「モバイルソーラー充電器 M08-2」を発売した。

この製品の特長は、容量が1500mAhにアップされていることだ。iPhoneを始め、スマートフォンの台頭で携帯端末側の電力消費が早くなっていることから、容量の高い製品へのニーズが高まっており、それに対応する形での今回の発売となった。リチウムイオンバッテリーの容量は増えている一方、薄さや軽さは従来製品のままのクオリティを実現している。

そして、「モバイルソーラー充電器 M08-2」は白と黒の2色が用意されている。今年はiPhoneに続き白と黒を基調にしたアンドロイド携帯が多くリリースされるとみられることから、ソーラー充電器もそれに合わせたデザインを追求。黒色バージョンの製品は、指紋が付かないラバープラスチックを採用している。

さらに、「モバイルソーラー充電器 M08-2」は震災時など非常時の使い勝手も考慮し、内部についても全面的にパーツを見直している。

現行商品の多くは。バッテリー残量がゼロになってから太陽光だけで充電器に蓄電を行うことができないことが多く、それは消費者にはあまり知られていない事実だ。つまり、残量がゼロだった場合には陽光充電をできず、それがたとえ非常時であろうとも、使用できなくなってしまうのだ。

有限会社パンズではこの点を消費者目線で徹底追及。工場側に掛け合い、5ヶ月を要してようやく充電が可能な仕様になった。「消費者にとって当たり前の機能」は、こうした企業努力によって実現されているのだ。

「見せてもかっこいい、持っていておしゃれ」なモバイルソーラー充電器のパイオニアとして、ますます人気が高まりそうだ。

「モバイルソーラー充電器 M08-2」の販売価格は税込み5580円。ウェブ通販のPANSSHOPおよび家電量販店、東急ハンズ、ロフトなどで販売される。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)