
動画編集の世界は、近年大きく変わっている。従前のようなCPU依存の処理ではなく、GPUの持つパワーを併用して、サクサク動画編集が可能になっている。こうした処理はソフトウェア側の対応が勝負であるが、これを十分に生かすソフトウェア群10本をまとめた「CyberLink Media Suite 8 Deluxe」がソースネクストから発売される。
10本のソフトをどのように使い分けて良いのかわからない初心者ユーザーのために、ランチャーメニューが用意され、目的の操作を選ぶとそれに最適なソフトが起動するようになっている。
収録ソフトの内容を紹介しよう。
動画再生用に起動する PowerDVD 9 はTrueTheater. Technology で、DVD をBlu-ray のような高画質にすることが可能となっている。
動画編集用に起動する PowerDirector は、Intel Core i7, NVIDIA CUDA, ATI Stream など最新テクノロジーを利用した高速処理で、すばやくハイクオリティムービーを作成できる。また、高速処理が可能なのでプレビュー機能で作品を確認しながら動画を作成することができる。
音楽編集用に起動するWaveEditor 1 Standardは、波形を見ながらオーディオファイルへ特別なエフェクトを付け加えたり、正確にオーディオファイルのクロップやトリミングをしたり、ピッチとスピードの変化を自由に編集できる。
多様なフォーマットに対応しており、さまざまな形で音楽とオーディオファイルのカスタマイズをすることが可能である。
DVDコンテンツオーサリング用に起動する PowerProducer 5 Standardは、 豊富なデザインテンプレートが揃っており、好きなデザインを選択するだけでチャプターを加えることができる。
モーションや静止した背景、アニメーションサムネイルボタンを含む、多数のメニューテンプレートから選択可能で、アルファブレンドメニューでさらに好みのスタイルを作成することが可能だ。
その他、DVDコピー用のPowerDVD Copyやバックアップ用のPowerBackupなど、実に盛りだくさんのソフトウェア群をパッケージングして、価格は8,800円となっている。
発売日は2010年3月11日 提供はダウンロードのみとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)