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地域別のチラシとデジタルサイネージを中央で簡単に作成管理する「サイネージスタジオ」開発 共同印刷

共同印刷株式会社は、このたび、パナソニックグループのピーディーシー株式会社が提供するデジタルサイネージ配信システムHAIと連携し、デジタルサイネージ用コンテンツを各店舗で簡単に作成できる、多店舗展開の企業向けシステム「サイネージスタジオ(Signage Studio)」を開発した。
これにより、テンプレートに必要事項を入力していくだけで、地域別店舗ごとに異なるチラシやデジタルサイネージを中央の営業本部などで統一的に作成できるようになる。

このシステムは、Webブラウザ上で動作するので、導入・操作が簡単であり、テンプレートを選択し、画像・動画・テキストを差替えるだけの手軽さで、デザイン性の高い本格的なコンテンツが作成可能だ。

店員が撮影したオリジナル画像を使い、簡単で即時性のある情報配信が可能となっており、紙媒体と連動したプロモーション展開が可能になる。

同社では、2009年に、流通・自動車・化粧品・金融など多店舗展開する企業向けのASPサービス「マイリーフスタジオ(MyLeaf Studio)」を開発、販売している。
これは、デザイナーが作成したDMやチラシのテンプレートに店舗ごとの情報をカスタマイズして印刷できるサービスで、ネット経由で高品質な販促物制作ができる点と、本部でコンテンツおよびコンプライアンスの管理ができる点で評価が高い。

「サイネージスタジオ」は、このマイリーフスタジオの編集システムを応用し、手軽にデザイン性の高いデジタルサイネージ用コンテンツが作成できるシステムである。

同社では、サイネージスタジオとマイリーフスタジオの活用により、紙媒体とデジタルコンテンツを連動させたクロスメディア・プロモーションが可能となるとしている。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)