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日本酒オンザロックが似合う「氷でうまい酒」発売 月桂冠

氷の容器に冷酒を入れた日本酒は、地酒の飲み方として定着しているが、日本酒に氷を入れて飲むのは邪道とする向きがある。アルコールが薄まって水っぽくなるし、味も落ちるというのがその理由だが、そんな常識を打ち破るべく、冷えてほどよく薄まって舌に優しく、ぐいぐい飲める、オンザロック専用の日本酒が月桂冠から発売された。

酒の味わいは、温度が下がると甘味を感じにくくなる一方で、相対的に苦味を感じやすくなる。氷が溶けだして酒の温度が低くなっても、水っぽさや苦みを感じさせないよう、甘味や旨味など味わいのバランスを整え、美味しく飲める酒質に設計されている。

容器は、清涼感を感じる濃紺色をベースに、氷を浮かび上がらせたデザイン。正面には、月桂冠のロゴマークと「氷でうまい酒」の商品名を大きく表示し、オンザロックのグラスを添えて、冷え冷え感をアピールしている。

日本酒好きはとかくこだわり派が多い。ぬる燗に限るとか、フグヒレ酒は邪道だとか、純米酒以外は認めないとか、各自ご意見は多々あるだろうが、要はおいしければよいのである。そして、「氷でうまい酒」は、冷え冷えの上に適度にアルコール濃度が下がることで、女性にもオススメの飲み方ではないだろうか。

パッケージは1.8リットルパックで、価格は1396円となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)