レオナルド・ディカプリオを一躍時の人にした映画作品といえば「タイタニック」。しかし、彼にとってはあまり心地のよい話ではなかったようだ。というのも、彼は自分の演技力よりもルックスで話題になったことが大いに不満だったという。彼は俳優として演技力と評価されたかったのだと語る。
「最初、イケメンとして話題になったのにすごいウンザリしてたんだ。だって俳優としてのボクにルックス以外に話題はないのかって感じだろう?」とタイタニック時代の不満を語るレオナルド・ディカプリオ。
彼が評価されたかったのは、ルックスではなくて演技力だったのだと語る。
「だから、恋愛ストーリーの映画には出演したくなかったんだよ。ボクの演技をする俳優としてのイメージをぶち壊してくれるんだからね。イケメン俳優ということで騒がれたものだから、だから友人と外出するときも周囲にきをつけないといけなかったしウンザリだったんだよ。」
彼は俳優としての自らのイメージに大いに注意を払っていることが分かる。その自分の演技にプライドを持っている彼は、ルックスで騒がれることに、大いに傷ついたようだ。一時は俳優を辞めることすら考えたという。
「しばらくの間は俳優なんか辞めてやろうかと思ったよ。だって皆は、肝心なボクがどうやって俳優として成長していくかというところはまったく見てくれてなかったんだからさ。」
さてそのタイタニック出演から10年以上が過ぎた今、キャリアも固め、押しも押されぬ実力派俳優へとして成長したレオナルド。そんな最近の彼の関心は家族にあるようだ。ガールフレンドのバー・ラファエリと子供を作るかもしれないとのこと。
特にそのきっかけになったのは2008年に彼の祖母をなくしたことが影響しているようだ。それ以来家族の大切さを意識するようになのだとインタビューでも語っている。
「祖母を亡くしてからは、家族のことを前よりも意識するようになったんだ。仕事のことから離れてみた時に、いったい自分にとって大切なものは何なのかということを考えさせられるよ。」
とかくショウ・ビズの世界は、ルックスに注目が行きがちな側面はあるもの。しかしレオナルド・ディカプリオは、イケメン俳優として話題になる以上に、シリアスで硬派な実力派なのである。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)