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ズールー族のキングGoodwill Zwelithiniが南アフリカのクワズルナタル州政府に対して、ワールドカップが始まる前にスタジアムや空港などの一般大衆の目に留まる場所に自身の肖像画を飾って欲しいと言ってきた。
火曜日のクワズルナタル州議会が始まると、ズマ大統領の出身部族でもあるズールー族のキングZwelithini氏が、ダーバン空港に到着した人々が自身の肖像画を見ることでズールー王国ひいてはクワズルナタル州の観光地活性化につながると主張、肖像画を一般大衆の目に留まる場所に飾ることを要求した。
「我々ズールー族が直面している課題はズールー族を皇族扱いされる地位にまで持ち上げること。肖像画を飾ることで政府が観光客に恥じ入ることはまったくない」と、ズールー族の将来を見据えた発言をした。
一方クワズルナタル州知事のスポークスマンは、州知事や実行委員会はズールー族キングからのこの申し出を考慮し、話し合いの結果、後日公式に発表することを約束すると述べた。さらにキングは企業経営者たちにクワズルナタル州や南アフリカ自体のイメージを壊すことはないよう、肖像画を誇張することはないとアピールした。「南アフリカを訪れた人々がキングの肖像画を見て貪欲な開催国だと思ってしまうと、国にとってもよくない。倫理に則った礼儀正しい方法で肖像画を飾っていく予定だ。」とキングは言う。
どうか観光客を失望させない程度に、失笑を買わないようにズールー族をアピールしていただきたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)