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ワールドカップのマスコット『ザクミ』に負けじと、南アの大統領ジェイコブ・ズマが名乗りを上げた。彼の政党ANCは、『ザクミ』を製造した中国の会社Shanghai Fashion Plastic Products & Giftsにズマ人形を製造することが可能か調査しているという噂がある。
ANC党員であるファン氏の会社Ascendoは、2009年9月にザクミを始めFIFAの公式グッズを製造するという契約をGlobal Brands Group(GBG)と交わしている。しかし10月になってAscendoは「上海ファッション」という中国の会社とザクミ製造に関しての下請け契約をした。先週、上海ファッションの工場の実情がイギリスのタブロイド誌によって暴露された。それによると、まだ未成年の労働者は、1日たった23ランド(日本円約270円)で13時間の労働を強いられているという。上海ファッションによると、230万個のザクミ人形はおよそ8億4千万ランドもの利益を生み出したそうだ。
ANCが上海ファッションの会社とズマ大統領の人形製造に関する契約を正式に交わしたかどうかは、まだはっきりしていない。
野党からは、南ア人に仕事を与えるためにもワールドカップに関するすべての製品は南アフリカでするべきだとして、ANCに内容を明らかにするよう求めている。
ちなみにFIFAは、上海ファッションへの一部ライセンス譲渡やその過程での影響などすべてを否定、契約はGBGによって統括されているとコメントした。
たとえズマ人形ができたとしても、売れる可能性はほぼないと思われる。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)