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BIGLOBE 「IT資産管理サービス」をSaaS型で提供

企業にあるソフトウェアの管理台帳と実インストール数を正しく把握し、余剰ライセンスがあれば他の必要箇所に振り向けたり、台帳にないソフトウェアがインストールされているものについては、導入の正当性を把握すること。これらはコスト管理とコンプライアンス確保になくてはならないものである。こうしたIT資産管理ソフトウェアは従来は専用のサーバを用意して運用する必要があったが、SaaS化によりクライアント台数単位の契約が可能になった。今般、BIGLOBEが提供する「IT資産管理サービス」もその一つである。

本サービスは、企業・組織内にあるパソコンのインベントリ情報(メモリー容量、CPU、IPアドレス、BIOS、Macアドレスなど)、利用ソフトウェアのライセンス数や禁止ソフトウェアの使用状況、ウイルス対策ソフトの更新状況などの情報を自動的に収集し、レポートを毎日提供するものである。

ハードディスク、ソフトウェア、セキュリティ対策などの状況を正確に管理することで、利用企業では、資産配備の最適化や、ソフトウェアの不正使用防止、セキュリティ対策の強化が可能になる。収集した情報の日々の変化を一目で確認・把握できるように毎日更新されるIT資産管理レポートを利用することで管理者の確認ミス・管理漏れを防ぐことも可能になる。さらに、パソコンの操作ログ監視サービス「BIGLOBE PC監視サービス」と組み合わせて利用することで、より安全なIT資産運用を実現する。

初期費用1台あたり504円(税込)、月額1台あたり504円(税込)(初月月額無料)という低価格で提供される。従来、IT資産管理ツールは、導入コストや高度なスキルが必要であったが、本サービスは、エージェントと呼ばれるソフトウェアをインストールするだけで手軽な導入・利用を実現している。

さらに、「IT資産管理サービス」と「PC監視サービス」を組み合わせ、セット価格で提供。「いつ」「だれが」「どのファイル/ソフトウェア/Webを利用・閲覧したか」「外部メディアに書き込まれてしまったファイルはないか」などを把握することが可能だ。

この2つを利用することで、効率的なIT統制の実現が可能になる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)