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すべてのページをRSSリーダーで購読可能に  HTMLからRSSフィードを自動生成する「Page2Feed API」公開 ライブドア

ブログ形式のWebサイトはRSSフィードを配信しているのはすでに常識となっているが、中小企業などのWebサイトでは静的な作りになっていて、RSSを配信していないことも多い。この場合は定期的に更新を確認しに行かねばならないという不便が生じる。しかし、ライブドアが今般提供する「Page2Feed」は、そういったサイトの構造を解析してRSSフィードを生成してくれるアプリケーションだ。

「Page2Feed API」は、HTMLページの構造を解析し、記事として読みやすい単位に分割しRSS2.0フォーマットとして出力するサービスである。RSSリーダーと組み合わせることで、フィードが提供されていないWebサイトの更新チェックを行うことが可能になる。

「Page2Feed API」を用いることで、フィード配信に対応していない日記サイト、ニュースサイトや、企業のIR情報の購読に利用することができる。また、すでにフィード配信に対応しているサイトであっても、特定のページの更新を追いたい場合などに利用することができる。

「Page2Feed API」の公開と同時にライブドアが提供する無料のRSSリーダー「livedoor Reader」において、Webサイトがフィードを配信していない場合に、「Page2Feed API」が生成するフィードを購読する機能が追加された。

「livedoor Reader」はこれまでRSS/Atomフィード配信しているサイトにのみ対応していたが、これによってほぼ全てのWebサイトを購読対象とすることが可能になった。

ニュースサイトなどでは、ニュースのジャンル別に個別にRSSフィードを配信しているものがある一方で、プレスリリースのみRSSフィードを配信しているサイトもある。ユーザーが本当に欲しい情報に関するページの更新情報を取得するために、「Page2Feed」は威力を発揮するだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)