M-1 2009王者のパンクブーブーの佐藤哲夫は九州は大分県の出身である。彼はテレビ「メレンゲの気持ち」に出演した際に、大分での学生時代の意外な過去を明かした。特に、相撲大会での話はあまりの意外さに共演者も驚いた。
佐藤哲夫は大分県大分市出身で高校時代にはなんと生徒会長をしていたこともあるのだ。今の姿からは想像できない過去である。さらに驚くべきは、中学時代の佐藤の活躍ぶりだ。彼はバスケットボール部に所属していたが、バスケ部はそれほど強くなかった。市の大会でもすぐに敗退してしまったのである。
その時に、柔道部の先生が佐藤の所に来て
「お前、足腰強そうだから、相撲の大会に出てみないか」
と提案したのだ。相撲の大会まで日数もあるので今からでも大丈夫だということだった。彼は先生に言われるがままに相撲大会に出場した。
佐藤は「その大会で、なんと2位まで勝ち進んだんですよ」と言うのだ。
「えーー!」とスタジオ中が驚きの声をあげた。
佐藤はさらに続ける。
「相撲部でもないのに、決勝まで行っちゃたんです」
「で、その決勝の相手が千代大海関だったんですよ」
と驚きの事実を明かした。
これには、さらに大きな驚きの声が
「えーーーーーー!!」と沸き起こったのである。
「大分市の決勝は千代大海関 対 僕ですよ」
「僕も頑張っていれば小結くらいまで行けたと思いますよ」と佐藤は過去の栄光を自慢気に話した。
もちろん、千代大海が角界に入る前の話だ。先日引退した千代大海は、大分市では暴れ者で有名だった。彼は高校生の時に元横綱・千代の富士の九重部屋に入ったのだ。佐藤と対戦したこの時はすでに悪名を轟かせていたはずだ。その頃の千代大海と組んだというだけでも凄い経験なのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)