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永久保存版!市原悦子、林 隆三、草刈正雄・・・不朽の日本文学が一流の語り手によってリニューアル?

誰もが知る一流の語り手たちが、『坊ちゃん』『伊豆の踊り子』『蜘蛛の糸』『城之崎にて』『舞姫』といった、近代日本文学を代表する不朽の名作の数々に命を吹き込み、新たな作品世界を生み出している―そんな贅沢なCDが登場した。

ユーキャンから発売された『聞いて楽しむ日本の名作』は、その名のとおり、日本文学を「聞く」ことで鑑賞できるCD。全16巻のCDには、明治20年から昭和30年代にかけて発表された日本文学の中から、『雪国』『たけくらべ』『金色夜叉』『野菊の墓』など、日本人なら一度は読みたい48の小説と121の詩歌が収録されている。

そして、これらの作品を朗読するのが、第一線で活躍する10人の俳優や文化人だ。独特の語りが魅力の市原悦子をはじめとし、大和田伸也、草刈正雄、紺野美佐子、中村俊介といった、実力派と呼びうる語り手たちが、それぞれに合った作品を担当、小説や詩歌の世界を表現する。

例えば、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という書き出しが有名な川端康成の『雪国』を朗読するのは、林 隆三。俳優やナレーターなど多方面で活躍する彼が、作品の語り手としての役割を担う主人公・島村や『雪国』の最大の特長である美しい風景描写を、どのように声のみで体現しているのか。これまで読んだことがある有名な作品でも、このCDで聞くと、また違った味わいがありそうではないか。

『聞いて楽しむ日本の名作』は、通信販売でのみ購入が可能となっている。書籍で文学全集を揃えると、読み飽きてしまう、収納場所に困るなど、難点があったが、CDならそれほど場所をとらない。また、長編小説は20分程度に内容が凝縮され、気軽に聞けるよう工夫がされているとのことで、飽きることなく楽しむことができそうだ。

ちなみに、今月22日までに購入すると万年筆とボールペンのプレゼントがついてくるキャンペーンを実施中。家庭用だけでなく、卒業や入学祝いの贈りものとして、この機会に購入してはいかがだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Hamasaki)