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2日間限定のかわいい「うそ」のお守り登場 亀戸天神で「うそ替え神事」始まる

東京・江東区の亀戸天神では毎年恒例の「うそ替え神事」が24日より始まった。この2日間にしか手に入らない、貴重な「うそ」のお守りを求めて、多くの人で賑わっている。

「うそ替え神事」は亀戸天神で毎年1月24日と25日の2日間にわたって行われる、下町の名物行事のひとつだ。

元々は、害虫を駆除し幸運を招くとされる鷽(うそ)を太宰府天満宮が重宝していたのがきっかけで、江戸時代に亀戸天神に伝わった。亀戸天神は学問の神様として有名な菅原道真が祀られており、九州の太宰府天満宮に対して「東宰府天満宮」と称されていたこともある。

神職がヒノキの木を用いて一体一体手彫りでうそ鳥のお守りを制作する。参拝者はこれを一年間大切に祀り、毎年新しいうそ鳥に替える。そうすると、これまでの悪い事が「嘘」になり、幸運を得ることができるというものだ。

うそ鳥は、手のひらサイズのものから高さ15センチ以上のものまで大小様々ある。今年も多くの人が前年のうそ鳥を持ち寄り、奉納した後、新しいうそ鳥を購入していた。

うそ鳥は、鷽(うそ)の字が学問の学(學)に似ていることもあり、受験生へのお守りとしても人気だ。合格祈願に出かけてみてはいかがか。「うそ替え神事」は25日の夕方まで行われている。

(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)