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みんなはどれくらい"おせち"を食べているか お正月と年中行事に関する調査2010 らでぃっしゅぼーや

正月気分もそろそろ抜けたところで、仕事も本格化し出す時期である。ところで年末にはデパートの一大商戦となっているおせち料理であるが、みんなはどれくらい食べているのか、お正月と年中行事に関する調査2010が、らでぃっしゅぼーやから発表された。

調査は10~60代の女性600人に対して行われた。
全回答者600名に今年のお正月(1月1日~1月3日)におせちを食べたか聞いたところ、全体では「食べた」77.0%と4分の3以上が食べたと回答。

しかし、年代別に見ていくと、「食べた」と回答した人が、10代:64.0%と最も低く、20代:70.0%、30代:75.0%、40 代:79.0%、50代:84.0%、60代:90.0%と60代では9割となっており、若い年代ほどおせちの摂食率が低くなっている様子が窺えた。

おせちを「食べなかった」と回答した人(138名)に、食べなかった理由を聞いたところ、「家族がおせちを食べない(残す)から」27.5%が最も多く、次いで「おせち料理は好きではないから」22.5%が2割以上となっており、以下、「作る(買う)のが面倒だったから」13.0%、「家にいなかったから」8.7%、「費用が掛かるから/高価だから」8.7%、「一緒に食べる人がいない(少ない)から」8.0%と続いていた。

おせち料理のメニューは、家族の好き嫌いよりも、「縁起」を重視したものが多いのだが、縁起がよいから食べるという人が減ってきているのであろう。正月行事全般に言える傾向だが、年配の人にとって正月は家族親戚が集まって過ごすものだが、若い世代になるほど正月は休暇のひとつという考えに変わってきているものと思われる。

おせちの市販セットを買った人(81名)におせちセットの購入場所を聞いたところ、「ネット通販」25.9%が約4分の1で最も多く、「百貨店」23.5%、「スーパー/コンビニエンスストア」18.5%が2割前後で続いていた。

また、おせちセットの購入金額を聞いたところ、「1万円台」が最も多く42.0%となっており、平均金額は、17,932円となり、最も高い金額は「5万円台」であった。

おせちセットの購入理由を聞いたところ、「毎年買っているから」28.4%が3割弱で最も多く、「全部作るのが面倒だから」22.2%が2割以上となっていた。

それでは、年中行事全般にわたって、みんなは何を重視しているであろうか。

全回答者(600名)に年間行事の中で、行っている行事を聞いたところ、「チョコレートをプレゼントする(バレンタイン)」が最も多く約7割(68.7%)、次いで「大掃除をする(大晦日)」63.3%、「鏡餅を飾る(正月)」57.3%と6割前後、「豆まきをする(節分)」49.7%、「お花見をする(花見)」が44.5%と続いた。

日本では歴史的に最も新しいバレンタインがトップになっているのが興味深い。バレンタインに関しては、男性から女性に送る「逆チョコ」や女性同士で送り合う「友情チョコ」が増えてきているが、依然として愛の告白も健在のようであり、製菓業界にとっては暮れから2月にかけての冬場が正念場となりそうだ。

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(TechinsightJapan編集部 真田裕一)