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リニアPCMとMP3に対応したザクティ・サウンドレコーダー「ICR-XPS03MF」発売 三洋電機

アマチュアバンドのライブ録音や重要な会議の記録、または野鳥の鳴き声の収集といったややマニアックなホビーには、高性能なICレコーダーが必要だ。サウンドボードが使えない環境では、携帯性に優れていて、クリアな音質で録音することが必要だからだ。
そんなニーズに応えるのが、三洋電機の「ICR-XPS03MF」である。

ザクティ・サウンドレコーダーの愛称が付いた「ICR-XPS03MF」は、 薄型大容量のリチウムイオンバッテリー搭載、スムーズな操作を可能にするタッチセンサー採用で、「薄さ約9.4mm、質量約46g」の薄型軽量ボディに、高音質録音を実現する先進機能が満載である。

録音フォーマットは、臨場感豊かな「原音生録」が可能な「リニアPCM形式」と、世界で最も広く使われ長時間録音に適した「MP3形式」に対応している。

リニアPCM録音は、音楽CDレベルの「16bit、44.1kHz、 1,411kbps、最高21,000Hz」モードを搭載。MP3録音は「44.1kHz、320kbps、最高20,000Hz」という高音質モードを搭載し、会議録音はもちろんサウンドボードのない会場での音楽演奏ライブ録音にも向いている。

高性能ステレオマイクを搭載。高感度でありながら背景ノイズの低減を両立し、クリアで臨場感豊かな高音質録音を可能にしている。

また「ICR-XPS03MF」の内蔵マイクには、机上録音時の振動を低減するチルトアップ式を採用。さらに左右の「全方向性ステレオマイク」に加え、前方正面の集音性に優れセミナーや講義などに適した「指向性ズームモノラルマイク」も内蔵し、用途に応じて切換可能な3マイクシステムを搭載している。

録音感度調整は、自動とマニュアルに切換が可能。マニュアル選択時には、録音レベルメーターとピークランプを使って、0~60段階のきめ細やかな調整が可能である。

録音した成果物は、ただちにPCに取りこんで議事録起こしやライブCD作成のマスター編集に使うことができる。

空調音や風切音などを低減、「ローカットフィルター(録音時)」 録音時に約300Hz以下の音をカットするローカットフィルターを搭載。会議での空調音やプロジェクターのファンノイズ、屋外録音時での風切音などに効果を発揮する。

ノイズを低減しさらに聞き取りやすく、「クリアボイス(再生時)」 高域と低域ノイズを低減させ、主要な音声部分がさらに聞き取りやすくなる、クリアボイス機能を搭載。 議事録起こし担当者の聞き取りをスムースにし、正確な成果品を生産することができる。

また、エアチェックファンには、FMラジオ番組を楽しめる、「FMチューナー搭載&タイマー録音可能だ。

業務用やホビー用そしてラジオ録音など、あらゆる場面で活躍する高性能レコーダーである。

発売は2010年1月下旬。価格はオープンとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)