放映前から大々的な宣伝で盛り上がった大河ドラマ「龍馬伝」がここに来て新展開を見せそうだ。といっても物語ではなく龍馬役の福山雅治の筋肉美が話題となっているのである。
1月24日に放送されたNHK大河ドラマ「龍馬伝」第4話『江戸の鬼小町』の中でそれは起こった。江戸に到着した龍馬は北辰一刀流の千葉道場へ入門する。そこには千葉定吉の娘、佐那(貫地谷しほり)がいた。
稽古を終えて井戸端で汗を流す龍馬は上半身裸となった。そこに佐那が通りかかり、「裏の井戸を使いなさい」と注意する。後に龍馬に恋心を抱くことになる佐那は龍馬の体を見て思わずうつむいてしまうのだった。このシーンでわずか数秒だが福山雅治の筋肉美が披露されたのだ。
「裸をみせちゃいます」と福山雅治がサイトなどで予告していたこともあってか、この回の視聴率はこれまでで最高の23.4%となった。
龍馬伝のこれまでの視聴率は
第1話「上士と下士」、23.2%
第2話「大器晩成」、21.0%
第3話「偽手形の旅」、22.6%
となっている。
「龍馬伝」はどうしても前作の「天地人」と比較される。「天地人」の初回視聴率24.7%を上回らなかったことも話題となった。福山雅治の龍馬は「竜馬がゆく」の坂本竜馬とは違った魅力を模索しているように感じる。それが視聴者にどう伝わるかが今後のカギとなると考えられる。そしてこれから何度か見ることになるであろう、福山龍馬の肉体美も視聴率に貢献しそうだ。
福山雅治は「龍馬伝」の為に体を鍛えたという声もあるが、彼は以前から肉体を鍛えることが趣味であると公言していたのだ。ドラマ「ガリレオ」でもロッククライミングなどでその片鱗を見せていた。時間をかけて鍛えてきた肉体がここに来てモノを言ったのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)