エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「先輩が話すときは肉を食ってはいけない」。まえだまえだが鶴瓶とTKOに見た業界の掟。

小学生のお笑いコンビまえだまえだが笑福亭鶴瓶から食事に誘われた。先輩芸人のTKOも一緒だったのだが、鶴瓶とTKOに芸能界のしきたりをまざまざと見せられたのだった。

まえだまえだは前田航基(こうき)と旺志郎(おうしろう)の小学生兄弟からなるお笑いコンビだ。
漫才は子どもといえどもきちんとネタづくりされており、一発ギャグに頼る芸人が多い中オーソドックスな漫才ネタで笑わせてくれる。
周囲の先輩らもそうした実力を認めてくれるのだろう、二人はよく食事に誘われるのだ。
昨年秋に叶姉妹からステーキをごちそうになり話題になったこともある。
その後になる。年末近くに松竹の大先輩である笑福亭鶴瓶から焼肉をごちそうになった。
その席にはやはり松竹の先輩、TKO、木本武宏、木下隆行の二人も一緒だったのである。
テレビ「ごきげんよう」の中でまえだまえだはその時に見た芸人の掟について話した。

こした会食では焼肉をごちそうになる時も、くつろいで焼肉を食べまくるというわけではないのだ。
先輩と後輩の関係は体育会系なみの厳しいもので、暗黙の掟といえるものがある。
まして、鶴瓶師匠という大御所芸人を前にしてTKOは最敬礼の形だった。

「つるべさんがずーっと話ししてくれるけど、その間TKOさんは正座して少しも動かずにじーっと聞いててん!」
「そんでな、つるべさんがお茶を飲むときに一気に”ガーーー”って肉を食べてたんや」
とまえだまえだは証言した。

TKOの二人の姿が目に浮かぶようだ。
ところで、まえだまえだの二人はどうだったのか?
二人は司会の小堺一機から聞かれると
「僕らは、ふつうに食べてたよ」
と答えた。
これは、彼らが子どもだからという訳ではないだろう。
たとえば、子ども店長の加藤清四郎くんや演歌少女、さくらまやちゃんだったらやはり最敬礼だったのではなかろうか。
実はここにまえだまえだの魅力の秘密があるのだ。
しかし、彼らの成長によりいつまで通用するかは分からないのが心配である。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)