エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】吉川晃司伝説「デビューのきっかけは自作自演の手紙だった!」ってホント?

吉川晃司は1984年にデビュー曲「モニカ」が大ヒットし、その後もヒット曲が相次いだ。布袋寅泰とCOMPLEXを結成してロッカーとしての位置も築いた彼だが、しばらく目だった活動がなかった。しかし、2009年に大河ドラマ「天地人」で織田信長を演じて活動を再開したのである。その吉川が福岡のテレビ番組「ナイトシャッフル」(FBS)に数十分間出演した。彼は吉川晃司にまつわる伝説について真相を全て話した。
今回はその中から「デビューのきっかけは自作自演の手紙だった」について紹介してみたい。

吉川晃司は地元広島で、高校生の頃バンドを組んでいた。
その名も
「はまちバンド」
である。
このバンドが凄い人気で演奏すれば300人は集まったという。
高校生のアマチュアバンドで300人はなかなか難しいのだ。

この頃、吉川は東京で歌手デビューを狙っていた。
彼は何とか自分をスカウトしてもらおうと芸能プロダクションに
「広島に天才がいる!!」
と手紙を書いたのだ。
天才とはもちろん、自分のことである。

さらにその手紙には
「見なきゃ損よ。」
「ギターを弾かせりゃCharより上手い!」
とも書いていた。

やがて本当に手紙を読んだ渡辺プロの人が見に来たのだ。
渡辺プロの人は吉川の演奏を聞くと、
「君、ギター下手クソじゃないか!!」
とすぐにウソがばれてしまった。

だが、吉川は渡辺プロの人からすすめられてオーディションを受けて合格したのだ。
彼は当時を思い出してこう話した。
「嘘だっていいんだよ!つながりゃ!」
「やらないより、何かやんなきゃ!」
「待ってたってねぇ、チャンスは来ないから!」
「ウソも方便!!」
と苦笑いしつつも言い切った。
まあ、嘘は良くないだろうが、とにかくアクションは起こしてみるものだ。

ところでこの話の中で吉川はCharの名を出したことに対し
「ホント、Charさんすみませんでした!!」」
と謝った。
当時既に日本屈指のギタリストだったCharと比べるとは、
吉川晃司。高校時代から大物の片鱗をみせていたのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)