今やアメリカでも、稼ぎ頭の名物TV番組プロデューサーとして知らない人は居ないほどの、サイモン・コーウェル。この度、彼の携わる番組がもたらす功績が認められ、ソニーが１億ドルの業績を見積もった上で、サイモン・コーウェルと正式に番組制作に携わるベンチャー業務契約を交わしたと発表された。

「Ｘファクター」ではレオナ・ルイスを輩出し、「ブリテンズ・ゴット・タレント」では世界中で稼ぎまくるスーザン・ボイルを、そしてアメリカ拠点で同じく公開オーディション番組として人気を博すアメリカン・アイドル全てを手掛けるプロデューサーがこの人、サイモン・コーウェル。この稼ぎ頭がアメリカ経済界を更に駆け回ろうとしている。

ザ・サン紙によれば、更にこのベンチャー契約の立役者が、日本でも最近人気となっているイギリスのファッション・ブランド、TOPSHOPの取締、フィリップ・グリーン氏であり、株主及び顧問として動いているとも報じている。

この契約を持って、来年から放送開始が予定されている、アメリカ版Ｘファクターによる業績が、2016年までに１億ドルと言う莫大な見積もりも同時に発表されているのだ。

先日、サイモンはアメリカン・アイドルからの審査員撤退を発表しているが、これもＸファクターに身を投じるためのフラグだったに違いない。更に、エミネムを司会者に迎える案など様々なプランが早くも度々報じられているだけに、サイモンのＸファクターでのアメリカ拡大の本気度が伺える。

彼がアメリカ長者番付に名を連ねる日も遠くないのかも知れない。

（TechinsightJapan編集部　一平インディ）