この度、”夫”を持つ歌手として”そちら”の世界でも最先端を行くエルトン・ジョンが、エミネムのドラッグを断ち切らせるため、1年半に渡り手助けを続けていたとラジオ番組で発言した。
エミネムと言えば、辛辣なディスリスペクトのリリックで知られ、ゲイをやり玉に挙げていたのも有名な話だが、それも今は昔。最近ではそのゲイ界のドンと音楽的にも邂逅し、共演もしばしば見られるようになった。さらにはその交流の中でも、エルトン・ジョンこそがエミネムをドラッグから立ち直らせていたとことが、エルトン・ジョン本人の口から明らかになった。
エルトン・ジョンはエミネムのこれまでの数々の“愚行”について、全てはドラッグが引き起こしていたと言明している。また、立ち直って以降のエミネムは激変し、優良な日々を送ることが出来ているとも発言している。
更にエルトン・ジョンは、「求められればいつでも出向いて助けを差し伸べる。また、そういった人々は、求めていない時にアドバイスをしてもムダであり、求められた時こそ正せるものなのだ。」との中毒者とその周囲との関わり方についても指南した。
しかしこれらの活動に”あの”ジョージ・マイケルは批判的だ。エルトン・ジョンに対しても非難の声明を出しており、番組で質問を投げ掛けているが、エルトンは「全くどうでもいいこと」と一蹴した。
それよりも、エルトンが気になるのは昨今イギリス中を熱狂させている素人向けの公開オーディション番組のようだ。スーザン・ボイルやレオナ・ルイスなどのスターを輩出した舞台ではあるが、
「Xファクターのジョー・マッケルダリーのような一般人が突然に有名人として晒されて、キャリアも無しに生出演をしているんだよ?」
などと実例を挙げて最近の芸能界、メディア界の在り方自体にも非難を示している。
確かにあの暴れん坊のエミネムが、ここ最近はイタいニュースもさほど見られず“大人しい”。エルトンが実際どう言った手段で、エミネムのような長年に渡るドラッグ常用者を改心させたのかが気になる所だが、ともあれ、エルトン卿が今後も芸能界から彼を求める中毒者の手助けをして行くことは間違い無さそうだ。手始めに、まずはピート・ドハーティ辺りを早急にお願いしたいところだが。
(TechinsightJapan編集部 一平インディ)