歌手のアグネス・チャンがブログでハイチの緊急募金を呼びかけている。彼女は17日にハイチの地震後ようやく現地のユニセフ・スタッフと連絡がついたという。スタッフの安否や現地の状況などをブログで報告した。
ハイチは1月12日に大地震が発生して多大な被害を受けた。現在も救援、復旧活動が続き、世界から支援の動きが出ている。
アグネス・チャンは歌手やエッセイストだけでなく日本ユニセフ大使としての活動も行っている。彼女は1985年に仕事でエチオピアの飢餓地帯を取材した際に使命を感じてボランティア活動に取り組み出した。その経緯もあり、1989年には日本ユニセフ大使に就任したのだ。
彼女は今回のハイチ地震で現地スタッフの安否を心配したがようやく連絡がついたのだった。
「ユニセフは現地のスタッフが全員生存していた」ということだ。
しかし、その家族の安否はいまだ不明だという。そんな中でもユニセフ・スタッフはフル回転で活動しているとのことだ。
また、彼女はハイチの現状について書いている。
ハイチは治安、政治ともに不安定なので「子供たちの状況は普段でもよくないのです」という。そんな状況で地震により建物はほぼ全壊。死者の数も不明で5万とも10万ともいわれている。
「ユニセフが心配しているのが、子供たちの健康です」と彼女は話す。
弱者である子供をどう救援するかが課題である。ユニセフでは弱っている子供たちに二次感染が起きないように、水や衛生、医療に力を入れていくという。
このように現地の状態を報告したうえで、アグネスは日本国民にも支援を呼びかけている。
「地震は怖いです。
他人事でもないです。
ハイチの子供たちに支援をお願いします。
ありがとうございます」
ユニセフ・ハイチ地震緊急募金 (http://www.unicef.or.jp/kinkyu/haiti/2010.htm)
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)