女優ニコール・キッドマンは、オーストラリア南東部シドニーの近くにあるサトン・フォレストという村に、 “Bunya Hill” と呼ばれる、広大な土地と1870年代に建てられた5ベッド・ルームのお屋敷を別荘として所有している。その塀をめぐり、周辺住民との間でモメごとが起きているようだ。
キッドマンは最近、カントリー歌手である夫のキース・アーバン、そして愛娘のサンデー・ローズちゃんを連れてオーストラリアに里帰りする際は、もっぱらシドニーの両親の家でばかり過ごしている。そのため、別荘が不用心になってしまうことを案じた彼女は、140エーカーを誇るその土地の周囲に、レイランド・ヒノキと呼ばれる針葉樹の幼木をフェンス代わりに点々と植えさせた。
ただしこの木、オーストラリアの気候の中では高さがなんと20mにも達してしまうという。近隣住民は「何を考えているんだか」と怒るやら呆れるやら。何しろキッドマンは以前、「大きくなりすぎて目障り、環境を損なう」とするレイランド・ヒノキ排斥キャンペーンに、何年にも渡り賛同していた立場なのだ。
隣接する土地に暮らすグレッグ・バーンズレイさんという男性は、「この村にそんな巨木は必要ありません。穏やかに暮らしている私たちの環境を損なうだけです。今は幼木ですが、あっという間に成長しますよ。彼らはイヤになればそこを捨て出て行くだけ、木はそのまま残されるに決まっています」と怒りを隠さない。
昨年の今頃キッドマンは、シドニーで契約を終えた超高級アパートとマリーナの使用に関し、やはり近隣住民と揉めていた。その際のクレームはやはり “デカすぎるヨットが置き去りにされていて迷惑”というものであった。どうも地元オーストラリアでは、デカい反感ばかり買っているキッドマンである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)