ハリウッド・セレブの慈善活動への取り組みは目を見張るものがあるが、難しいのは「売名行為」と言われないよう地味に活動することである。リンジー・ローハン(23)はこの度Twitterの自身のページで、「仕事でインドに取材に行ったわ。現地の可哀そうな子供たちを救ったの」と綴ったが…。
レズビアンはともかくとして、薬物にアルコール、リハビリ、自傷行為と、世間にゴシップ・ネタばかり提供しているのも情けない話。20代になったら、慈善活動に熱心に参加しなければハリウッド・セレブとはいえない。リンジーは恐らくそこに気が付いたのであろう。
英BBCテレビのドキュメンタリー番組制作で、インドの貧困層における女性や子供の人身売買や売春の実態を取材することになり、この度数日間現地に滞在したリンジー。彼女は早速 “Twitter”を利用し、ファンに取材の様子を報告した。
「売春や人身売買は本当に深刻な問題。滞在中は私も出来る限りの努力をしたいわ。人を助ける気持ちに早い遅いはない、こういうことは、いつ始めてもいいのよね。」
「私は今日、取材の仕事を通じて40人の子供たちの尊い命を救ったのよ。生きることの喜びを、人の命をこうして救うことの大切さから学んだわ。」
しかし、これに対しては「40人ってあり得なくない?」、「マジでそう思っているの?」という疑問や批判の声が続々と上がった。
このような海外ドキュメンタリー番組は、現地スタッフが前以てセッティングし、クライマックスを用意してくれていることが非常に多い。それを自分の力で40人もの子の命を救ったと単純に浮かれるのは、やはり少し世間知らずということになろうか。
もっとも、若い時に目の当たりにした衝撃的な事実が、その後の人生、物の考え方に大きな影響を及ぼすことは多い。リンジーがデスパレートな自傷行為を慎むようになり、“インドであの子たちを見てきた経験が私を救ってくれている” と悟る時が来ることを願いたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)