writer : techinsight

音声コミュニティ「こえ部」が、広告と結びつく「キコエル」をリリース。

文字だけの広告ではなく、「声」を生かした広告へと。人気音声コミュニティ「こえ部」がクロスメディア型広告プラン「キコエル」とタイアップして、広告に更なる臨場感を与える効果を発揮する。

株式会社カヤックが、同社が運営する音声コミュニティ「こえ部」からクロスメディア型広告プラン「キコエル」をリリースすることになった。以下が公式なサイトだ。

http://koebu.com/kikoeru/ (携帯電話でのみ閲覧可能)

クロスメディア型広告プラン、というと何だか難解に聞こえるかもしれないが、要するに「こえ部」の持つ強みの部分に注目してそれを広告と結びつける試みが始まるということになる。リアルタイムで音声を記録しそれをウェブ上で発表したり、自分の美声を活かして演技や朗読を行ったりするという「こえ部」での活動がそのまま広告とタイアップすることで威力を発揮する。プレス・リリースで挙げられている例で言えば、試写会の様子をまさに観たばかりの状態で音声で発表したり新刊の小説の案内を朗読などで行ったり、新メニューを食べた感想をそれぞれが発表したりというのがその中身だ。

その実績として、2009年11月25日に朝日新聞の書評広告「BOOKTIMES」とのコラボレーションを行ったことが挙げられる。こえ部上で朗読音声を募集し、書籍の紹介と合わせて掲載するという試みが行われた。「こえ部」のフットワークの良さが広告として活きてくる可能性は大きいと言える。
(TechinsightJapan編集部 稲田つばす)