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鳥取砂丘で国内最大級イルミネーション 地元青年会議所が町おこし

今年も今月12日から、鳥取砂丘で国内最大規模となる冬のイルミネーション「鳥取砂丘イリュージョン」が開催される。今年はこれまでと異なり、環境をテーマにした催しになる。

鳥取青年会議所は今月12日から26日にかけて、毎日午後6時から「鳥取砂丘イリュージョン」を開催する。

「鳥取砂丘イリュージョン」の特長は、何と言っても国内最大規模を誇る壮大なイルミネーションだ。ツリーやアーチ、階段状の光のステップなど、20万球以上のイルミネーションが冬の砂丘を幻想的に演出する。

今年のテーマは「鳥取砂丘と環境」だという。見どころは一般公募の中から選考採用されたデザイン「ハマヒルガオの群生と風紋」だ。会場斜面の縦12メートル、横38メートルにおよぶを範囲にイルミネーションが彩られる。また、会場では高さ1.8メートルにもなる砂像も展示される。

そして、今年のテーマの「環境」を意識したイベントも用意されている。自分で漕ぐと明かりが灯る自家発電自転車の設置展示が行われるほか、廃油で灯すエコキャンドルイベントやイルミネーションを彩る電球は、今年は環境に配慮して消費電力の少ない発光ダイオードの仕様割合を昨年比20%の増加となっている。

主催する鳥取青年会議所の新生鳥取砂丘イリュージョン実行委員会は、「世界的に砂漠化が深刻な問題となっているが、鳥取砂丘も例外ではない。日本でも有数のこの鳥取砂丘をこれから先も今以上の姿を残すためにも、鳥取砂丘イリュージョンを通して、自然環境保護について多くの人に考えてもらいたい」と話している。

「鳥取砂丘イリュージョン」は今月12日から26日の毎日、午後6時から10時まで鳥取砂丘市営駐車場周辺で開催される。現在、ボランティアの募集も行っている。詳細は実行委員会のホームページへ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)