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ハイスペック・モバイルワークステーション「Dell Precision M6500」を発売 デル

クリエイティブ系の作業はもっぱらデスクトップワークステーションを使用して行うのが通例だ。モバイルPCは住宅事情によりデスクトップマシンが置けないユーザーの自宅用もしくは外出用パソコンという位置づけが一般的であったが、今般、デルが満を持して放つCorei7搭載のモバイルワークステーションは、クリエイティブ系のエンジニアが使いこなせる可搬式高性能ワークステーションだ。

デルでは、「Dell Precision M6500」は、クリエイティブ系ユーザーが、従来のデスクトップ環境から離れて、自由な発想を具現化することに貢献し、新たな創造の世界に彼らを導くツールとして、開発したと説明している。

スペック面では、Intelの最新プラットフォームや1600MHz DDR3メモリなどの投入、NVIDIA Quadro FX 3800Mがもたらす高度なグラフィックソリューション、SSDの積極採用など、その処理能力は2-3年前のデスクトップワークステーションのパフォーマンスを凌駕するものである。

さらに、アドビ社のソリューションでもとめられる色域を100%以上再現するRGB-LED液晶など、最高レベルの画像処理を行いたいユーザーはその色域再現能力を具現化できる。

重量は3.7kg~と通常のノートPCと比較すればヘビー級ではあるものの、ワークステーションであることを考えれば、軽さ=モビリティに意味があるのではなく、従来会社でしかできなかった作業を社外に持ち出せる可搬性であることに意味があると言えよう。

ノート型でありながら、最大8GBのメモリ搭載やハードディスクのRAID構成も採用できるプロユース製品である。

価格は271,950円(最小構成)からとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)