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日本HP 法人向けデスクトップPC「HP Compaq 8000 Eliteシリーズ」3モデルを発売

日本HPは法人向けに省電力機能とセキュリティを強化したビジネス向けデスクトップPCの上位ブランド「HP Compaq Eliteシリーズ」を発表した。

今回発表する「HP Compaq 8000 Eliteシリーズ」は、充実したセキュリティ機能と運用管理機能を搭載し、中規模から大規模企業への導入に適した製品で、「HP Compaq Business Desktop dc7900シリーズ」の後継となる製品である。

安定稼働実績のある基本アーキテクチャー(インテルR Q45チップセット)はそのままに、搭載メモリをDDR2メモリから新標準規格のDDR3メモリに変更し、記憶装置としてアクセス性能・静音性・省電力性に優れたSSD(64GB)が選択可能となった。

また、シリーズ全モデルに最新のMicrosoft Windows 7を搭載し、従来環境との継続性を重視する顧客に向け、Windows XPへのダウングレードサービスにも対応している。

ハードディスクドライブ(以下HDD)やUSB機器など各種デバイスへのアクセス制御をユーザーやグループごとに行える「デバイスアクセスマネージャー」をはじめ各種セキュリティ機能を提供する「HP Protect Tools」や、HDDそのものにパスワードを設定できる「ドライブロック機能」を標準で搭載するほか、ミニタワー型の「8000 Elite MT」ではHDDのRAID1(ミラーリング)構成によるデータの常時バックアップも可能で、データ漏洩・破損のリスクからシステムを守ることができる。

また、HP独自のBIOS経由でのサイドパネルのロック機構である「スマートカバーロック」によりメモリやHDDなどPC内部コンポーネントの物理的な盗難を防止する。

PC買い替えのサイクルを想定し、3年前の製品と比較すると約75%もの消費電力が削減可能である。これは「HP Compaq 8000 Elite USシリーズ」1000台を1年間使用した場合、3年前のモデル「HP Compaq Business Desktop dc7700 SFシリーズ」と比較して、電力料金で約147万円の節減が可能となる。

販売は12月3日から各モデル一斉に行われる。

(TechinsightJapan編集部 真田裕一)