(ステージより塀の中の方が性に合っているのさ?)
先日、こちらでもお伝えしたとおり、とうとう殺人に関与した疑いまでもたれているピート・ドハーティ。今度は、ドイツで行われたステージで泥酔状態で登場。そのままナチス時代の国家を歌い、ブーイングの中も歌い続け、ステージから引きずりおろされるという、まさに“イタいセレブ”の肩書きを体言した。この件に関しては一応の謝罪を正式に発表したが、まだ物足りないと言わんばかりに今度は暴力沙汰を起こして結局お縄になってしまった。
この所、再び奇行が次々と報道され、もはや薬物から立ち直ったとは考え難いピートが、またしても警察沙汰になった。それも、今度はイギリス国内ではなくドイツと言う国外である。ドイツと言えば、周知の通りで今も避けては通れない独裁政治と言う暗黒の時代があり、それを踏まえ現在では非常に敏感な歴史として扱われており、ナチス時代の国家を歌うことも法律に触れるとされている。
その犯罪行為を、外野からやって来たピートがわざわざ国民感情を逆なでするようにベルリンで披露。最終的に力技で演奏を止めさせられるという、フォローのしようもない騒動を巻き起こしたばかりであった。
その後、主催者側の激怒もあり、「認識不足であった」と、これまた耳を疑いたくなる弁明とともに一応の謝罪をしたドハーティ。再び反省の色が全くうかがえない新たな事件を起こすこととなったのである。今度は、酒に酔い一般の車両の窓をおもむろに叩き割ると言う暴挙に出、逮捕となった。
ここまで来ると、もはやドラッグなりアルコールなり、とにかく中毒からなる不可解行動の連続としか思えない。ナチス国歌に突然の車のガラスの破壊行動。次回の公の弁解時には、一体どのように理由づけをして来るのだろうか。これほどまでに問題行動が止まらず頻出しているのは、すでにピートの周囲に彼を止めようとする者がいなくなっている事の裏付けとも言えるのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 一平インディ)