イギリスのみならず、現在居住のアメリカでも、夫ベッカムとも変わらぬ知名度を誇るヴィクトリア。彼女の本業とも言えるファッション面での成功がおびき寄せてしまった犯罪なのか、今春夏に向けての自身のデザイン・ラインが窃盗される事件に巻き込まれてしまった。
事件が起きたのは、彼女のデザインオフィスのあるロンドン。ビクトリアは、ニューヨークを拠点とする高級ブランド、ニーマン・マーカスの今春夏コレクションに納めるデザインを手掛けており、正にそれらのドレスがロンドンからニューヨークへ発送されようとヒースロー空港へ向かう配送途中に強奪されたと報じられている。
配送ドライバーがバンから離れた少しのスキに、二人の男がバン後方扉の鍵を破壊し、衣類の入った大型の二箱を強奪。戻って来たドライバーは、その二人が箱を担いだまま走り去る際に勢い強く跳ね除けられ、床に叩きつけられ負傷したと言う。
ヴィクトリアも動揺が隠せず、盗まれたことだけでなく、ドライバーが負傷していると言う部分にもショックを受けているそう。
現在警察による捜査が続いている模様だが、一連の強奪劇は計画的に行われた可能性が高いと見なされている。
ヴィクトリア専属スポークスマンによれば、再度同じものを縫製し、ニーマン・マーカス春夏コレクションには何としても間に合わせたい、とのことだ。
先にも述べたように、事件はヴィクトリアのいるアメリカではなくイギリスで起きている。計画的な犯行と見なされているが、犯人は春夏コレクションの出荷を知っていた可能性も強く、更にこれらを闇ルートで売り捌くのも簡単ではなく、もしかしたら金銭的理由での強奪ではない可能性もある。今後の捜査に期待が持たれるが、ヴィクトリアやロンドンのデザインオフィスにとっては、解明よりも重要なのは、少しでも早く一から仕立てをし直すことなのであろう。
(TechinsightJapan編集部 一平インディ)