12月4日全米公開予定の新作『Brothers』は、トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンによる『ある愛の風景』のリメイク・ドラマだ。プロモーションを兼ね、現在様々な取材に応じている彼らだが、中でもギレンホールの顔について、彼自身あるいはポートマンから、ちょっと面白い発言が飛び出している。
まずはジェイク・ギレンホールについて、ナタリー・ポートマンがメディアにこう語っている。「ジェイクって想像していた通りだったわ。一緒にいると周囲をとても楽しい雰囲気にさせてくれるの。おまけに多才で多芸よ。あっという間にキャビネットを組み立てたり、ギターの弾き語りなんて最高に上手ね。」
「おまけに彼はとても家族思いなの。お母さんやお姉さん、そして恋人(リース・ウィザースプーン)のことをとても大事にしていることが伝わってくるのよ。子供も犬も彼の虜になってしまうことがよく理解できるわ」と、ここまでは褒めちぎっていたポートマン。
だが、そんな彼に恋をしてしまわなかったかと尋ねられるとポートマンは、「残念なことに、ジェイクの顔って私の目にはどうもクドくて…」と、ジェイクが知ったらガッカリするような、しかし同意したくなるような意見を添えた。
一方のジェイクは、この映画でトビー・マグワイアと兄弟役を演じたことを、とても喜んでいるようだ。その理由は意外や意外。「普段からトビーと顔が似ているとよく人に言われるから、気になっていたんだ」というものであった。
「NYのタクシー・ドライバーなんか、みんな僕のことを “スパイダー・マンの俳優だろう?” って言うんだ。だから今回この映画に一緒に出ることで、トビーと僕は別の俳優だってことをようやく分かってくれるはずだよ。」
この映画では、戦地で見た光景による心的外傷後ストレス障害(PTSD)を引きずって故郷に帰還したサム(トビー)の、その後の過酷な人生が痛々しく描かれている。不真面目であった彼の弟トミー(ジェイク)がまともになり、しかし人々に愛されていた兄サムはPTSDのために人格に変化が表れ…と、テーマは重い。
何かしらの賞を必ずとりそうな重量感のある作品だが、日本での公開は残念ながらまだ決定していない様子だ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)