全て音源がデジタル録音される今、コンピューターでそのような操作はいとも簡単なのだろう。ヒップ・ホップ界の名プロデューサーTimbaland(38)が、レコーディングを済ませた自身のニュー・シングルから、コラボしたクリス・ブラウンのヴォーカルをカットしていたことが分かった。
今年2月、人気歌姫リアーナを殴るというDV事件を起こし、現在は地域奉仕活動に従事するも、不満を口にすることもあるどこかまだ子供なクリス・ブラウン。ヒップ・ホップやR&B界の人々はそんな彼に対し、年長・同世代に関わらず、励ましたり騒動自体を無視したり、あるいは彼への嫌悪感をあらわにしたりと反応は様々だ。
今回Timbalandはクリスに、残念ながら “ノー” を叩きつけた。彼のニュー・シングルとなる『The One I Love』から、コラボしたクリスのヴォーカル部分だけをキレイに削除してしまったのだ。
『TMZ』によれば、この曲は元は『Maniac』というタイトルが付けられていたが、クリス・ブラウン側との間に今後何か問題が生じないよう、これも変更を余儀なくされ、『The One I Love』に落ち付いたとのことである。
マネージャーのマーカス・スペンス氏は、「Timbalandの今回の決断は、あの2月の事件とは関係ない。クリエイティブな意味での路線変更、いわゆる編集に過ぎないと彼は言っている」と語っているが…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)