俳優ジョニー・デップが、大作『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ4作目との契約についにサインをした。金額は何と33.6ミリオン・ドル。さすが売れっ子は違う。
約30億円とは最近では破格なギャラであるが、やはり『パイレーツ・オブ・カリビアン』はジョニー・デップ扮する “ジャック・スパロウ” あってこそ。シリーズの世界中の興行収入を合わせると、すでに2500億円ほどになっていることを考えれば、当然とも言えよう。
とにかく制作者側はデップが欲しい、これまでおなじみとなっていたキャストでは、キーラ・ナイトレイやオーランド・ブルームなどが出演に難色を示したが、とにかく “デップが出ればヒットする” というラインを死守ということだ。
一方で、キーラの代わりを4作目ではペネロペ・クルスが務めるという話も上がっている。作品のタイトルは、『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides(原題)』。2011年公開を目指し、今後撮影が進められるという。
ところで、少し前にエリザベス(キーラ・ナイトレイ)の父親 “ウェザビー・スワン” の役を演じた俳優、ジョナサン・プライスが、「もう、続編を作る意義を感じない」と発表していた。
まだずっと先であろう、シリーズ5作目や6作目の青写真すら出ているのが現状だ。人気の出た作品の続編を作ることばかりに徹する業界のあり方に、彼は疑問を投げかけている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)